出版社内容情報
吉本隆明をはじめ、養老孟司、中村雄二郎、市川浩などの思想家からも、評価が高まる三木成夫。 解剖学・発生学の研究から得た平易な言葉で語られる「内臓感覚」といった三木思想には、西洋の近代知が排除してきた人間と自然との共生や、現代が抱える諸問題に対処するためのヒントがあります。
自然との感覚を喪失した現代人にとって、三木思想を知ることは大きな意義があると考え、この度、数少ない三木成夫の著書の中でも未発表の文章を収録した本書を復刊しました。
内容説明
没後ますます評価の高まる著者の、未だ成書にされていない論文、講演録、エッセイなどを、生命論・保健論・人間論・形態論として編んだ、「三木学」のエッセンス。
目次
1 生命とはなにか―生命論
2 からだと健康―保健論
3 先人に学ぶ―人間論
4 生命形態学への道―形態論