狼の群れはなぜ真剣に遊ぶのか

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狼の群れはなぜ真剣に遊ぶのか

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806715788
  • NDC分類 489.56
  • Cコード C0045

出版社内容情報

野生オオカミ社会を数十年にわたって観察してきたドイツを代表するウルフ・ウォッチャーが、現代人にも役立つオオカミの知恵を描く。類が狩猟採集の社会スキルを学んだ、
高度な社会性を誇る野生オオカミ。
彼らはどうやって群れのあり方を学び、
世代をつなぐのか。
野生オオカミ社会を数十年にわたって観察してきた
ドイツを代表するウルフ・ウォッチャーが、
現代人にも役立つオオカミの知恵を生き生きと描いた。

エリ・H・ラディンガー[エリラディンガー]
著・文・その他

シドラ房子[シドラフサコ]
翻訳

内容説明

オオカミの知恵―それは、家族を愛し、託されたものたちの世話をすること。遊びをけつして忘れないこと。

目次

はじめに―オオカミとキスして依存症になったこと
家族の意味―託されたものたちの世話をすることが大切なのはなぜ?
オオカミの原則によるリーダーシップ―みずからリーダーになる必要はない
女性の強さ―女性とオオカミの関係
古老の知恵―お年寄りを必要とするのはなぜ?
コミュニケーション技術―信頼をコーラスのように形成するには
故郷への憧憬―所属する場所が必要なのはなぜ?
旅に出るとき―親もとを離れ、いつかまた戻ってくる
親友ともいえるもの―相違はあっても完璧なチームはできる
オオカミ式成功プランニング―計画が重要なのはなぜ?
適切なタイミング―待つことが役立つのはなぜ?
人生はゲーム―遊び心を忘れない
善良なオオカミに災いが起きたら―失うことに対する不安を克服し、困難を耐え抜く
世界をほんのいっとき救う―完全な生態系の秘密
オオカミ医学―オオカミの持つ魔力は、私たちを癒してくれる
人間とオオカミ―愛と憎悪の困難な関係
ようこそオオカミたち―ドイツにおけるオオカミとの共生
おわりに―W・W・W・D
オオカミ・ツアーについて―イエローストーン国立公園、ドイツ国内

著者等紹介

ラディンガー,エリ・H.[ラディンガー,エリH.] [Radinger,Elli H.]
1951年、ドイツ・ヘッセン州に生まれる。大学で法学を学んだのち弁護士を務めるが、大好きなオオカミと時間を過ごし、書籍や記事を執筆するためにそれまでの仕事を辞める。1991年にドイツオオカミ保護協会を設立し、『Wolf Magazin(オオカミ・マガジン)』を創刊。1995年からイエローストーン国立公園におけるオオカミ再導入に参画。現在はドイツにおけるオオカミ研究の第一人者として講演会やセミナーを行ない、オオカミ、自然や生態系についての知識を広めている

シドラ房子[シドラフサコ]
新潟県生まれ、スイス在住。武蔵野音楽大学卒業。ドイツ文学翻訳家、音楽家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koichiro Minematsu

33
オオカミの生活は家族単位が基礎になっている。1匹1匹の能力が集団を引っ張るリーダーシップになっている。狩りもできない高齢オオカミがいても、集団で守り餌も与える。ヒト以上の家族単位の強固さを感じた。遊びながら公正さや協力を学び、乱暴や身勝手は相手が遊ぶ気力をなくすことまで体験している。著者は自分はオオカミ依存症という。まさにライクを越えたラブである。2019/07/20

ケニオミ

18
オオカミの復権を願う一個人として、この表紙を図書館で見てしまったら、お持ち帰り以外の選択肢はないでしょう。「赤ずきんちゃん」や「七匹の子羊」でのオオカミはなぜ極悪動物として扱われているのでしょうか。その辺の心理が解明できれば、オオカミ復権も比較的簡単になるのではと思います。それはさておき、オオカミは遊び心があるし、家族思いの愛情深い動物なんですね。機会があればぜひオオカミ・ウォッチング・ツアーに出かけてみたいです。どちらも寒そうですが、オーロラ・ウォッチングよりかは面白そうです。皆さん、ぜひ読んで下さい。2019/03/19

myc0

16
赤ずきんちゃんのせいか、狼は人を襲うイメージが強い。そういった先入観のせいで、不必要に怖がり、排除しようとするまえに、きちんとその生態を知る必要がある。人間的、というと狼に失礼かもしれないが、こんなに知能が高く理性的な生き物なのかと感動した。年上を敬う理由、群れで生きる理由、組織にリーダーがいる理由、真剣に遊ぶ理由、すべては野生の世界で生きるため。私たちが狼の生き方から学ぶものは多い。協調性は、生き延びる戦略的にもやはり必要。以前、旭山動物園で狼が一斉に遠吠えしたのに立ち会った。あの時の鳥肌を思い出す。2019/10/09

HH2020

9
◎ 著者は何十年も野生のオオカミを観察してきた筋金入りのオオカミウォッチャーである。ほとんど狼愛に溺れているといってもよい。そんな彼女がオオカミの生態や行動の観察を通じて確信したオオカミの家族愛を描いたのが本書だ。標題の「なぜ真剣に遊ぶのか」だけがテーマでないのは言うまでもない。オオカミに人間が学ぶことは多く、無用にオオカミを恐れたり駆除したりせず共生すべきと説く。豊富な写真もうれしい。彼女が観察を続けていたあるオオカミの群れのリーダーがハンターに射殺されたときの落ち込みようは痛々しくて私の胸をえぐった。2020/04/11

ミッキーラブ

6
ドイツ人で最初は弁護士だった作者は狼に魅了されアメリカのイエローストーンに渡り、30年以上狼の研究と観察、保護に人生捧げる。そして今はドイツにも狼が戻り、その保護や人との共存のため働いてる方。 狼が好きだし憧れもあり、狼に関する色んな本やドキュメンタリーなどをみて来たが、この本は狼との共存に関して一番考えさせられたし、また学ぶ事が多かった。狼が好きな方や自然や野生動物保護に興味がある方なら是非おすすめしたい。2021/06/05

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