ウナギと人間

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  • サイズ B6判/ページ数 322p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806715139
  • NDC分類 487.66
  • Cコード C0045

出版社内容情報

ポンペイ島のトーテム信仰から米国のダム撤去運動、産卵の謎から日本の養殖研究まで、世界中を取材したウナギの傑作ノンフィクション太古より「最もミステリアスな魚」と言われ、絶滅の危機にあるウナギ。
ポンペイ島のトーテム信仰から米国のダム撤去運動、産卵の謎から日本の養殖研究まで、世界中を取材し、ニューヨーク・タイムズ紙「エディターズ・チョイス」に選ばれた傑作ノンフィクション。

序章  ウナギへの思い

第1章 不思議な魚
    ウナギの謎を巡って

第2章 サルガッソ海へ
    レイとウナギの簗 
    大移動を見たい

第3章 マオリの国のウナギ
    タニファへの導き
    違う世界への予感
    ヒレナガウナギとの出会い
    ポリネシアの生きた神話
    マオリの長老たちを訪ねる
    ステラとイウィの人々
    ファカキーの潟湖
    老人たちが育った時代
    ウナギの吠え声
    ウナギ保護運動
    科学の知識と、知らないということ

第4章 さらなるタニファの物語
    ウナギと泳ぐ
    ヒナキを仕掛ける
    ブッシュガイド・DJ
    畏れと覚醒

第5章 淡水の最初の味
    シラスウナギ獲得競争
    アジア人ディーラー

第6章 大洋へ
    ウナギが生まれる場所

第7章 ウナギの死に場所
    ウナギと日本人
    塚本教授の発見と疑問
    日本のウナギ養殖

第8章 ウナギ簗の窪
    簗を築いて待つ
    嵐とウナギの大移動

第9章 ウーのラシアラップ
    ポンペイ島へ
    サカウを飲む
    物語の断片
    サカウバー
    ラシアラップの老女の話
    呪術が生きていた時代
    ケミシックの物語
    私が語る

第10章 通り道の障害物
    激減するウナギ
    ウナギを救う闘い
    USFWSの報告書

第11章 それでも狩りは続く
    魔法のような夜とウナギの神秘

謝辞
訳者あとがき


ジェイムズ・プロセック[ジェイムズ プロセック]
ジェイムズ・プロセック(James Prosek)
1975年アメリカ、コネティカット州生まれ。19歳のときに書いた『Trout: An Illustrated History〔マス:絵による歴史〕』が「オーデュボンの再来」として、その美しいフルカラーのイラストと文章で注目されて以降、マス、釣り、自然との関わりの中で出会った人々をテーマとする10冊以上の著書を出版した。
自然保護運動にも深く関わり、アウトドア用品メーカー「パタゴニア」の創業者イヴォン・シュイナードとともに、野生の魚の保護活動を支援する団体「ワールド・トラウト・イニシアチブ」を設立。ライターとしてだけではなくアーティストとしても知られており、主要な美術館・画廊で個展を開くなど、美術を通して自然保護へのメッセージを発信し続けている。

小林 正佳[コバヤシ マサヨシ]
小林正佳(こばやし・まさよし)
1946年、北海道札幌市生まれ。国際基督教大学教養学部、東京大学大学院博士課程(宗教学)を修了。
1970年以来日本民俗舞踊研究会に所属して須藤武子師に舞踊を師事。1978年福井県織田町(現越前町)の五島哲氏に陶芸を師事し、1981年織田町上戸に開窯。1988年から2015年まで天理大学に奉職。その間、1996 ?1998年トロント大学訪問教授、セント・メリーズ大学訪問研究員としてカナダに滞在。2000?2002年、2009? 2010年、中国文化大学交換教授として台湾に滞在。
民俗舞踊を鏡に、宗教体験と結ぶ舞踊体験、踊る身体のあり方を探ってきた。民俗と創造、自然を見つめる眼ざしといったテーマにも関心がある。
著書に『踊りと身体の回路』『舞踊論の視角』(以上、青弓社)、訳書にヒューストン著『北極で暮らした日々』、ロックウェル著『クマとアメリカ・インディアンの暮らし』(以上、どうぶつ社)、モウェット著『狼が語る』、ビトナー著『都会の野生オウム観察記』(以上、築地書館)など。

内容説明

太古より「最もミステリアスな魚」と言われ、絶滅の危機にあるウナギ。ポンペイ島のトーテム信仰から米国のダム撤去運動、産卵の謎から日本の養殖研究まで、世界中を取材し、ニューヨーク・タイムズ紙「エディターズ・チョイス」に選ばれた傑作ノンフィクション。

目次

序章 ウナギへの思い
第1章 不思議な魚
第2章 サルガッソ海へ
第3章 マオリの国のウナギ
第4章 さらなるタニファの物語
第5章 淡水の最初の味
第6章 大洋へ
第7章 ウナギの死に場所
第8章 ウナギ簗の窪
第9章 ウーのラシアラップ
第10章 通り道の障害物
第11章 それでも狩りは続く

著者等紹介

プロセック,ジェイムズ[プロセック,ジェイムズ] [Prosek,James]
1975年アメリカ、コネティカット州生まれ。19歳のときに書いた『Trout:An Illustrated History(マス:絵による歴史)』が「オーデュボンの再来」として、その美しいフルカラーのイラストと文章で注目されて以降、マス、釣り、自然との関わりの中で出会った人々をテーマとする10冊以上の著書を出版した。自然保護運動にも深く関わり、アウトドア用品メーカー「パタゴニア」の創業者イヴォン・シュイナードとともに、野生の魚の保護活動を支援する団体「ワールド・トラウト・イニシアチブ」を設立

小林正佳[コバヤシマサヨシ]
1946年、北海道札幌市生まれ。国際基督教大学教養学部、東京大学大学院博士課程(宗教学)を修了。1970年以来日本民俗舞踊研究会に所属して須藤武子師に舞踊を師事。1978年福井県織田町(現越前町)の五島定氏に陶芸を師事し、1981年織田町上戸に開窯。1988年から2015年まで天理大学に奉職。その間、1996~1998年トロント大学訪問教授、セント・メリーズ大学訪問研究員としてカナダに滞在。2000~2002年、2009~2010年、中国文化大学交換教授として台湾に滞在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Arisaku_0225

12
パトリック・スヴェンソン著の『ウナギが故郷に帰るとき』を読んだのでこちらも読まなくてはと思い再読.西洋文化,マオリ族,世界各地のウナギ漁師,科学者,そして日本文化とウナギはいかに触れ合ってきたのかを著者は文字通り縦横無尽に世界各地を飛び回り,様々な人と触れ,それぞれの視点でのウナギにスポットライトを当てている.日本の章では,鰻は 文化を代表する食べ物 であり,小題が”ウナギの死に場所” だ. 他方,ニュージーランドのマオリ族,そしてポンペイではウナギを守り神だったり祖先だったりとして捉える.そしてどちらの2023/02/22

塩崎ツトム

12
ミクロネシアのポンペイ島のオオウナギの伝承が、日本の養蚕神オシラサマの伝説と瓜二つでとても驚く。かの島ではオオウナギは島民たちのトーテムであり、氏神であり、彼らは人の姿に化けるのだ。そして彼らを殺したり、傷つけたりすると無論たたられる。本書は神秘に包まれたウナギの神性と、ともに生きる人々を追っている。日本人はもっと、この不思議な生き物を土用丑の日で浪費せず、もっと崇め敬うべきだ。2019/08/29

Arisaku_0225

2
ウナギに関して筆者がアメリカのウナギ漁やニュージーランドの先住民やポンペイ島でのウナギの信仰、日本のウナギの研究などウナギに関する様々なストーリーを垣間見ることが出来る。そして現在の深刻な状況に痛感できる1冊2021/07/04

Kentaro

2
ダイジェスト版からの要約 1991年、太平洋上グアム島の西のフィリピン海域で、とうとう日本の川ウナギの産卵場所を確認した。当時その運命的な探索の場にいたマイク・ミラーは、こう語った。「大洋というのは広大だ。ウナギがどこで産卵するか見つけ出すことは、統計的には極めて確率が低い」。成魚を探して航海したそれまでの年月、悪天候にもめげず航海して、しかしなお何の成果も得られなかった。「なぜ、彼らはこんな困難な生涯を選ぶのか? なぜ、生きている生き物は、生き、なぜ、生きている生きものは、死ぬのか?」鰻は不思議な魚だ。2018/04/07

yuya

1
ウナギは、人間にもなるし人間はウナギにもなる トーテミズム2019/05/05

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