狼が語る―ネバー・クライ・ウルフ

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806714712
  • NDC分類 489.56
  • Cコード C0045

出版社内容情報

狼たちが見せる社会性、狩り、家族愛、ほかの動物たちとの関係。極北の大自然の中で繰り広げられる狼の家族の暮らしを情感豊かに描く

カナダの国民的作家が、
北極圏で狼の家族と過ごした
体験を綴ったベストセラー

政府の仕事で、カリブーを殺す害獣・狼の調査に出かけた生物学者が、
現地で眼にしたものは……。
狼たちが見せる社会性、狩り、家族愛、カリブーやほかの動物たちとの関係。
極北の大自然の中で繰り広げられる狼の家族の暮らしを、
情感豊かに描く。

1 オオカミ調査計画
2 オオカミジュース
3 着陸、おめでとう
4 オオカミはどこ?
5 接触
6 巣穴
7 観察される観察者
8 土地の囲いこみ
9 やさしいアルバートおじさん
10 野ネズミとオオカミ
11 野ネズミのクリーム煮
12 オオカミの霊
13 オオカミたちの会話
14 子どもたちの季節
15 恋に落ちたアルバートおじさん
16 朝の肉の配達
17 隠れ谷からの訪問者
18 家族生活
19 裸での追跡
20 カリブーのからだの中の虫
21 狩りの学校
22 糞便学
23 オオカミを殺す
24 失われた世界
何が変わっただろう
訳者あとがき

【著者紹介】
ファーリー・モウェット(Farley Mowat) 1921年、カナダ、オンタリオ州生まれ。 幼い頃からナチュラリストとして育ち、動物や自然とのふれあい、北極圏への旅などの体験から50冊以上にのぼるノンフィクション、小説、児童文学を生み出してきた。 カナダ北極圏に暮らす人々の過酷な生活を描いたもの、マリタイムと呼ばれるカナダ東海岸と北大西洋、なかでも8年間を過ごしたニューファンドランド島を舞台にしたもの、イタリア戦線での体験を描いたもの、ヴァイキングをはじめ航海者たちがコロンブス以前の北アメリカにしるした足跡をたどったもの、さらに伝記や自伝など、作品は多岐にわたる。 その作品には一貫して、人間と動物を問わず、過酷な状況の下で生き残りを懸けて苦闘する者たちへの深い共感と、彼らに手を差し伸べようとする熱い思いやりがあふれている。しかも、痛烈なまでの皮肉やユーモアとともに。 活発な環境保護運動家としても知られ、現在なお、オンタリオ州ポート・ホープとノバスコシア州ケープ・ブレトンで旺盛な執筆活動を続けている。

内容説明

政府の仕事でカリブーを殺す害獣・狼の調査に出かけた生物学者が、現地で目にしたものは…。狼たちが見せる社会性、狩り、家族愛、カリブーやほかの動物たちとの関係。極北の大自然の中で繰り広げられる狼の家族の暮らしを、カナダの国民作家が、情感豊かに描く。

目次

オオカミ調査計画
オオカミジュース
着陸、おめでとう
オオカミはどこ?
接触
巣穴
観察される観察者
土地の囲いこみ
やさしいアルバートおじさん
野ネズミとオオカミ〔ほか〕

著者等紹介

モウェット,ファーリー[モウェット,ファーリー] [Mowat,Farley]
1921年、カナダ、オンタリオ州生まれ。幼い頃からナチュラリストとして育ち、動物や自然とのふれあい、北極圏への旅などの体験から50冊以上にのぼるノンフィクション、小説、児童文学を生み出してきた。活発な環境保護運動家としても知られ、現在なお、オンタリオ州ポート・ホープとノバスコシア州ケープ・ブレトンで旺盛な執筆活動を続けている

小林正佳[コバヤシマサヨシ]
1946年、北海道札幌市生まれ。国際基督教大学教養学部、東京大学大学院博士課程(宗教学)を修了。1970年以来日本民俗舞踊研究会に所属して須藤武子師に舞踊を師事。1978年福井県織田町(現越前町)の五島哲氏に陶芸を師事し、1981年織田町上戸に開窯。1988年から現在まで天理大学に奉職。その間、1996~1998年トロント大学訪問教授、セント・メリーズ大学訪問研究員としてカナダに滞在。現在は、天理大学総合教育研究センター特別嘱託教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

帽子を編みます

53
ユーモラスな文章で北極圏での狼調査計画の顛末を記した一冊です。1963年出版。お役所的な仕事のあれこれから、野生の大地に降り立って、狼との生活、自然の中の狼の生態は驚きに満ちています。そして作者モウェットの行動もイヌイットには驚きだったようです。彼が具体的資料を集めて訴えても、(人間が勝手に)描いたシナリオに沿って狼の被害が過剰に報告されるのは止められませんでした。金持ちによるカリブー狩りの様子にはゾッとしました。それでも、この本はカナダでは人気の一冊となり狼への偏見を正すきっかけとなったようです。2022/05/22

ぱせり

17
読めば読むほど狼がいかに誠実で信頼できる隣人か、と思う。狼について知れば知るほど、見えてくるのは愚かな人間。ことの根っこにあるのは留まることを知らない「欲」だろうか、と思うとやりきれなくなる。この本が、大好きな「ぼくとくらしたフクロウたち」の作者によって書かれたのだと知ったのはうれしいサプライズでした。 2014/08/20

ケニオミ

15
歳がばれてしまいますが、かつて本書を基につくられたディズニー映画「Never Cry Wolf(本書の原題)」を見たことがあります。とても良く出来た映画で、私の好きな映画でした。その映画の場面を思い浮かべながら楽しく読了しました。オオカミの存在がカリブーの生態にどのような影響を与えているのかを調べるために、カナダ政府から極北に派遣された男の、オオカミを追った二夏と一冬のドキュメントです。恐れられているほどオオカミは無暗に他の動物を襲ったりしないばかりか、反対に他の動物と共存していることがよく分かりました。2014/06/12

inarix

10
1963年に刊行された『Never Cry Wolf』の全訳。「クライ・ウルフ」という言葉の意味は‘ありもしないことを言い立てる’。その元は「オオカミが来た!」と叫んだ少年が登場するイソップ童話。なるほど、日本でもそうだったが、欧米でも狼は生態をよく知らないまま、実像とは遠くかけ離れたイメージで語られていたようだ。生物学者として若き著者が政府から依頼された仕事は、カリブーを大量に殺しているという害獣・狼の調査。北極圏の大自然の中で出会った狼の家族を観察し、知りえた狼の真実を描く。2014/03/02

みお

3
どうせ死ぬんだったら狼に食べられたい、と思っているほど狼が好きである。この本の本来のタイトルは『狼の真実』とでも言うべきか。私たちが抱いている、凶暴で血に飢えた獣、というイメージを根底から覆す一冊でした。夫婦愛、親子愛、同族愛などに心温めらる一方で、人間の狡さ、残忍さが強調されるのが、腹立たしく、哀しい。狼だけでなく、他の野生動物を含めた生態系についてもっと学び、守っていくことに、少しでも貢していきたい。2014/06/03

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