日本の絶滅古生物図鑑

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  • サイズ A5判/ページ数 156p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784806714538
  • NDC分類 457
  • Cコード C0045

出版社内容情報

化石ハンターと古生物イラストレーターがおくる、日本にいた不思議で魅力的な動物たち。ご当地古生物マップ、コラムなど、情報満載!

日本には不思議で魅力的な動物たちがたくさんいた!

螺旋(らせん)の歯をもつ不思議なサメ ヘリコプリオン
巨大な歯をもつモンスター メガロドン
大阪大学キャンパスにいた7mの マチカネワニ
巨大なペンギンもどき ヘスぺロルニス
日本を代表する異形(いぎょう)巻きアンモナイト ニッポニテス
表面つるつるヘルメットのような蟲(むし) ブマスタス

サメ・魚類/四足(しそく)動物/床板サンゴ/貝類/頭足類/三葉虫/甲殻類/昆虫/生痕化石
47種を、カラーイラストと化石・産地の写真で紹介

大好評『日本の恐竜図鑑』の著者、
大物恐竜化石を次々発見する伝説の化石[ドラゴン]ハンターと、
大人気の古生物イラストレーターが再びタッグを組んだ!
日本列島ご当地古生物マップ、発見記、コラム、
恐竜や化石が見られるおもな博物館など、情報満載

ようこそ、絶滅古生物の世界へ
古生物が生きた時代(古生代、中生代、新生代)
地質年代
日本列島ご当地古生物マップ
この本の読み方

国内最古の化石は魚類?─サメ・魚類

謎の歯をもつ魚類? コノドント
日本にもいたデボン紀の武者 甲冑魚
日本最古の古代ザメ ペタロドゥス
螺旋の歯をもつ不思議なサメ ヘリコプリオン
巨大な歯をもつモンスター メガロドン


陸・海・空で多様に適応して広まった─四足動物

日本にもいた大型両生類 マストドンサウルス
ジュラ紀のシャチ ホソウラギョリュウ(細浦魚竜)
国内最大のクビナガリュウ モレノサウルス近縁種
白亜紀末期の頂点捕食者 プログナソドン近縁種
ワニのような不思議な生物 ショウカワ
大阪大学キャンパスにいた巨大ワニ マチカネワニ
スッポンのご先祖様 カッパケリス
巨大なペンギンもどき ヘスペロルニス類
正体不明の不思議な生物 デスモスチルス
新生代の謎の哺乳類 コリフォドン類
日本初の裂歯類 ヒゴテリウム
カバに近い炭獣 ボトリオドン(三田炭獣)
日本最古のゾウ ゴンフォテリウム(アネクテンスゾウ)
牙に特徴のあるゾウ ミエゾウ(三重象)
お雇い外国人の名前がついたゾウ ナウマンゾウ
日本にもいた巨ゾウ マンモス
巨大な人魚 タキカワカイギュウ
日本にいた巨大ビーバー ビーバー(ヤンゴファイバー)
日本最古のヒゲクジラ エティオケタス(アショロカズハヒゲクジラ)
四国の清流にはもういない? ニホンカワウソ(日本川獺)
大神が語源、日本山林の頂点捕食者 ニホンオオカミ


仕切りをつけながら成長するサンゴ─床板サンゴ

太古の海の迷路 クサリサンゴ
まるでマンションの化石 ハチノスサンゴ
クサリサンゴとハチノスサンゴの中間体 エオフレトチェリア
枝のような床板サンゴ シリンゴポーラ(クダサンゴ)


貝化石でわかる太古の世界─貝類

藻類と共生する巨大二枚貝 シカマイア
巨大なイガイの仲間 イノセラムス
日本は熱帯だった ビカリア


大型海生爬虫類の重要なタンパク源─頭足類

とんがりプレデター メタスパイロセラス(直角貝)
白亜紀のお化けイカ エゾテウシス・ギガンテウス
隙間のあいた大型アンモナイト シャスティクリオセラス
日本を代表する異形巻きアンモナイト ニッポニテス
和泉層群を代表する異形巻きアンモナイト ディディモセラス
仏教神(金剛)の名をもつ棘アンモナイト シャーペイセラス・コンゴウ
リーゼントできめた突っ張りアンモナイト モルトニセラス


古生代の海底で大活躍─三葉虫

表面つるつるヘルメットのような蟲 ブマスタス
デボン紀の蟲代表 クロタロセファリナ


なじみのエビやカニは中生代から─甲殻類

貝のような甲殻類 パラエオレペルディシア(貝形虫)
サメに寄生したダンゴムシ パラエガ・ヤマダイ
巨大なハサミのカニの王 ミヤザキエンコウガニ


もっとも繁栄、だが化石には残りにくい─昆虫類

最古のゴキブリの仲間 オカフジムカシゴキブリ


古生物の行動や食性がわかる─生痕化石

巨大な印象化石の正体は? ズーフィコス


コラム
岐阜山中のペルム紀サメ群
カナダで見つかった保存状態のよいプログナソドン化石
日本にいた海生ワニ
津軽海峡を渡れなかったゾウたち
大型の脊椎動物化石のクリーニング 和歌山県鳥屋城山のモササウルス類
ホタルの方言とフォッサマグナ
化石・鉱物が薬に!? 石の不思議
植物化石で知る大昔の日本の気候
頭に角をもつ古代ザメがいた
謎の甲殻類サイクラス
琥珀の中の古代昆虫が生きていた マントファスマ
岸和田城壁のコダイアマモ化石
恐竜に寄生した巨大ノミ

発見記
アマチュア化石採集家が発見した、メガロドン化石
祇園山のサンゴ化石
北海道で発見した巨大アンモナイト


恐竜や化石が見られるおもな博物館
参考文献
古生物名索引
地名・地層名索引

【著者紹介】
宇都宮 聡1969年10月、愛媛県生まれ。会社勤めのかたわら、趣味である化石採集をライフワークとし、 九州初のクビナガリュウ(サツマウツノミヤリュウ)をはじめ、 白山からの日本最大の獣脚類の牙や鹿児島県初の草食恐竜、 大阪での大型モササウルスの頭部ほか多数の大物化石を発見し、 国内屈指のドラゴンハンターとして知られる。

内容説明

大好評『日本の恐竜図鑑』の著者、大物恐竜化石を次々発見する伝説の化石ハンターと、大人気の古生物イラストレーターが再びタツグを組んだ!日本列島ご当地古生物マップ、発見記、コラム、恐竜や化石が見られるおもな博物館など、情報満載。

目次

国内最古の化石は魚類?―サメ・魚類
陸・海・空で多様に適応して広まった―四足動物
仕切りをつけながら成長するサンゴ―床板サンゴ
貝化石でわかる太古の世界―貝類
大型海生爬虫類の重要なタンパク源―頭足類
古生代の海底で大活躍―三葉虫
なじみのエビやカニは中生代から―甲殻類
もっとも繁栄、だが化石には残りにくい―昆虫類
古生物の行動や食性がわかる―生痕化石

著者等紹介

宇都宮聡[ウツノミヤサトシ]
1969年10月、愛媛県生まれ。会社勤めのかたわら、趣味である化石採集をライフワークとし、九州初のクビナガリュウ(サツマウツノミヤリュウ)をはじめ、白山からの日本最大の獣脚類の歯や鹿児島県初の草食恐竜、大阪での大型モササウルスの頭部ほか多数の大物化石を発見。国内屈指のドラゴンハンターとして知られる

川崎悟司[カワサキサトシ]
1973年7月、大阪府生まれ。古生物研究家。2001年、趣味で描いていた生物のイラストを、時代・地域別に収録したウェブサイト「古世界の住人」を開設以来、個性的で今にも動き出しそうな古生物たちの独特の風合いのイラストに人気が集まる。現在、古生物イラストレーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

23
こういう本はありがたい。日本は意外にも大型な恐竜や石炭紀以前の化石、独自の科を持つ種が少なくない。さすがにミイラ化した恐竜などは発掘できないが、それでも地球の歴史解明に大きな貢献をしていることは間違いない。2018/06/17

gtn

8
絶滅生物をかつて日本に存在したものに限定したのが面白い。日本にもかつて三重象やナウマンゾウ、マンモスが存在した。ビーバーもいた。ジュゴンもいた。落語でおなじみのニホンオオカミは明治38年に捕獲されたのが最後。狂犬病を防ぐため徹底的に駆除されたのが原因。人間由来の絶滅をこれ以上増やしたくない。2018/11/15

yamataka320i

7
★★★☆☆2020/11/21

きのたん

3
【課題】ちゃんとアマチュアの研究家が見つけたら明記してあげてて偉いね!貝が良かった。殻に隙間が空いてるってどうなん?って思うけど。イラストも気が利いている(?)というか、逃げまどうオウム貝や現代ノミの「たしっっ」と飛んだ跡を数ミリの地面で現わしていて、とてもほがらかな気持ちでページをめくる。2022/10/25

よっぴー

1
日本でも数多くの化石が見つかるんだなぁ。僅かな痕跡から彼らがどのように生きていたのかとか、どうして滅んだのかとか、色々想像するのって楽しい。2015/10/27

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