海岸林再生マニュアル―炭と菌根を使ったマツの育苗・植林・管理

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海岸林再生マニュアル―炭と菌根を使ったマツの育苗・植林・管理

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  • サイズ A5判/ページ数 74p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784806714514
  • NDC分類 653.9
  • Cコード C0045

出版社内容情報

塩害に強く、防災、防風、防砂など、さまざまな機能を持つ海岸林復活のために必要な技術を最新の実践に基づく知見をもとにまとめた。

東日本大震災で失われた海岸林だけでなく、日本全国で急速に消えつつある海岸林。
塩害に強く、防災、防風、防砂、景観づくり、キノコ狩りの楽しみなど、
さまざまな機能を持つ海岸林復活のために必要な技術を
最新の実践に基づく知見をもとにコンパクトにまとめた。

はじめに

1 種子の採取と貯蔵
  種子のとり方と採取の適期
  選別と発芽試験
    精選作業/収穫量/発芽試験
  貯蔵方法

2 育苗
  種まきの実際
    床作りと施肥/播種時期/播種量の計算/発芽促進/種子消毒/播きつけ作業の手順
  発芽後の管理
    わら抜き/除草と間引き
  胞子液の散布
  床替えと育苗
    苗畑育苗/ポット育苗/ポット育苗の手順/
    使用する用土組成(容積率)の一例/植え方と管理方法/
  簡易な集団接種法

3 菌根菌の胞子液と培養菌糸接種源の作り方
  胞子液の作り方
    使いやすいキノコ/キノコの採集/胞子液のとり方/
    簡単な胞子液の作り方(チチアワタケ)
  胞子と胞子液の保存法
    胞子の保存/胞子数と発芽率の検定/胞子液の希釈法/
    ひとくちアドバイス【菌根菌もいろいろ】
  菌根菌の培養
    なぜ培養菌糸が必要か/クロマツ菌根菌の培養/
    菌根菌の液体培養法
  培養菌糸接種源の作り方
    クロマツ育苗用接種源の作成事例/培養条件/培養容器/
  培養菌糸の接種

4 植栽の実際
  植栽地の準備
    地拵えが必要/地被物と表土の除去/
    ?@クロマツ単純林の枯れ跡地/?Aニセアカシア混植林の枯れ跡地/
    ?Bササ、チガヤ・ススキなどの群生地/
    ひとくちアドバイス【被災地での植栽地造成について】
  クロマツ苗木の植え方
    高密度植栽と混植の効果/苗畑で育てた苗の植え方/
    ポット苗の植え方
  植栽後の手入れ
    草取り/落ち葉かき/ひとくちアドバイス【落ち葉かきの効用】

5 海岸林の維持管理
  下刈りと間伐
    下刈りの意味
  間伐の実際
    密度管理とマツ林の利活用/第1回間伐作業(林齢4?5年程度)/
    第2回間伐作業(林齢7?8年程度)/
    第3回間伐作業(林齢15?20年程度)/壮齢林の手入れ
  既存マツ林の手入れ

6 解説
    炭の特性/炭の施用法/炭と微生物
  マツの特性
    先駆植物として/根について/肥料とマツの根
  菌根共生について
    A菌根(アーバスキュラー菌根)/外生菌根/マツにつくキノコ/菌根菌の接種効果

【著者紹介】
小川真(おがわ・まこと)1937年京都府生まれ。京都大学農学研究科修了、農学博士。菌類・菌根学を専攻。森林総合研究所土壌微生物研究室長、きのこ科長、関西総合環境センター生物環境研究所長をへて大阪工業大学客員教授。この間に日本林学賞、ユフロ学術賞、日経地球環境技術賞、日本菌学会教育文化賞、愛・地球賞などを受賞。主な著書に『「マツタケ」の生物学』『マツタケの話』『きのこの自然誌』『炭と菌根でよみがえる松』『森とカビ・キノコ─樹木の枯死と土壌の変化』『菌と世界の森林再生』(以上、築地書館)、『菌を通して森を見る─森林の微生物生態学入門』(創文)、『作物と土をつなぐ共生微生物─菌根の生態学』(農山漁村文化協会)、訳書に『不思議な生き物カビ・キノコ』『チョコレートを滅ぼしたカビ・キノコ』(以上、築地書館)、『キノコ・カビの研究史─人が菌類を知るまで』(京都大学学術出版会)など。

内容説明

東日本大震災で失われた海岸林だけでなく、日本全国で急速に消えつつある海岸林。塩害に強く、防災、防風、防砂、景観づくり、キノコ狩りの楽しみなど、さまざまな機能を持つ海岸林復活のために必要な技術を最新の実践に基づく知見をもとにコンパクトにまとめた。

目次

1 種子の採取と貯蔵
2 育苗
3 菌根菌の胞子液と培養菌糸接種源の作り方
4 植栽の実際
5 海岸林の維持管理
6 解説

著者等紹介

小川真[オガワマコト]
1937年京都府生まれ。京都大学農学研究科修了、農学博士。菌類・菌根学を専攻。森林総合研究所土壌微生物研究室長、きのこ科長、関西総合環境センター生物環境研究所長をへて大阪工業大学客員教授。この間に日本林学賞、ユフロ学術賞、日経地球環境技術賞、日本菌学会教育文化賞、愛・地球賞などを受賞

伊藤武[イトウタケシ]
1939年京都府生まれ。鳥取大学農学部林学科卒、樹木医。京都府林務課、京都府林業試験場次長を経て関西総合環境センター勤務。生物環境研究所副所長。前京都府樹木医会会長

栗栖敏浩[クルストシヒロ]
1968年和歌山生まれ。近畿大学農学部卒、樹木医。関西総合環境センター(現・環境総合テクノス)生物環境研究所にて菌根菌をはじめとする土壌微生物に関する業務に従事。生物環境研究所閉鎖後環境部に所属し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。