出版社内容情報
古代呪術に関わる結びから、園芸、鷹狩り、船舶、スポーツに関わる結びまで、1000余種におよぶ結びのすべてを収載した画期的大著
古代呪術に関わる結びから、園芸、武具、服装、水引、
花結び、鷹狩り、船舶、スポーツに関わる結びまで、
1000余種におよぶ結びのすべてを、著者が50数年の歳月をかけて収集網羅。
黒田清輝に師事した洋画家でもある著者自らによる結び方の図600余と技法解説、
および、人間社会と結びの思想に関する論考も併せて収載した画期的大著。
八代目坂東三津五郎をはじめ、日本を代表する民族学者のひとりである宮本常一、染織研究や人形収集で知られる美術史研究家の山辺知行(美術史研究家)らも絶賛した、1974年刊行の幻の名著がよみがえる!
第一章
内容説明
古代呪術に関わる結びから、園芸、武具、服装、水引、鷹狩り、船舶、スポーツに関わる結びまで、一〇〇〇余種におよぶ結びのすべてを、著者が五十数年の歳月をかけて収集網羅。黒田清輝に師事した洋画家でもある著者自らによる結び方の図六〇〇余と技法解説、および、人間社会と結びの思想に関する論考も併せて収載した画期的大著。八代目坂東三津五郎をはじめ、日本を代表する民俗学者のひとりである宮本常一、染織研究や人形収集で知られる美術史研究家の山辺知行らも絶賛した、一九七四年刊行の幻の名著がよみがえる。
目次
第1章 人間と結びとの関係(結びの原始;結びの神秘;コンミュニケーション;結びの文様化;結びと儀礼;遊戯と実技)
第2章 結びの機能を探る(結びの構造;結び方の分類;結びの条材)
第3章 結び方の技法1 作業結び(作業結着法;作業接合法;作業結束法;作業縮結法;作業結節法)
第4章 結び方の技法2 装飾結び(装飾結着法;装飾接合法;装飾結束法;装飾縮結法;装飾結節法)
第5章 結びの本質は何か(結びと民俗学;結びと呪術;呪術と何か;呪術と宗教および科学;呪術と芸術;結びの歴史的展開)
著者等紹介
藤原覚一[フジワラカクイチ]
1895年、広島県生まれ。1921年、黒田清輝に師事し、東京美術学校西洋画科卒業。大日本雄弁会講談社をへて、瀬戸内海大崎上島で家業の造船業に従事。旧制中学校教員をへて、第二次世界大戦後民主主義運動に参加、リベラリストとして活躍。1949年から1961年まで三原市立図書館長、その後、三原市文化財保護委員長を長くつとめる。1990年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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