水産総合研究センター叢書<br> うなぎ・謎の生物

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水産総合研究センター叢書
うなぎ・謎の生物

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806714415
  • NDC分類 666.695
  • Cコード C0045

出版社内容情報

2000年以上もの間、謎の生物とされてきたウナギ。どこで生まれ、どのように育つ?完全養殖は可能?ウナギのふしぎがわかる本!

2000年以上もの間、謎の生物とされてきたウナギ。
どこで生まれ、どのように育つのか。 
完全養殖は可能なのか。 
ウナギの調理方法や消費量、産卵の謎から完全養殖への道まで、ふしぎなウナギの魅力が満載!
研究者たちの長年にわたる汗と涙の結晶、ウナギのふしぎがわかる本!

第1章 日本人とウナギ――廣瀬慶二・虫明敬一
1 ウナギを食べる
ウナギの語源と起源/ウナギ料理/ウナギの安全性
2 ウナギの養殖
ウナギの陸上生活/ウナギ養殖の歴史
3 養殖の種苗に使うシラスウナギ
シラスウナギとは?/シラスウナギの漁獲量/シラスウナギの輸入
4 ウナギの消費量
国産ウナギの消費量/輸入ウナギの消費量
5 ウナギ種苗生産研究の夜明け
国内でのウナギ種苗生産開拓者/ウナギ種苗生産研究における県の役割
6 ウナギプロジェクトへの道 
増養殖研究所とは?/自然産卵に成功!/ウナギは多回産卵するのか/雑種はできるのか/ウナギプロジェクト

第2章 ウナギの産卵場を求めて――塚本勝巳
1 産卵場の謎
ウナギの生活史/レプトセファルスの謎/大西洋のウナギ産卵場/世界のウナギ産卵場
2 太平洋の調査
産卵場調査の歴史/ビギナーズラック/魔法の石/空白の時/さまざまな試み
3 二つの仮設 
採れない理由/海山仮説/新月仮説/原点回帰と新兵器
4 プレレプトセファルスの採集
ハングリードッグ作戦/プレレプトセファルスが採れた!/経験することの意味/プレレプトセファルスと卵の差
5 親ウナギの捕獲
漁業調査船・開洋丸/出港/親ウナギ捕獲!/海山とウナギの産卵/雌親魚の発見/オオウナギとニホンウナギ/産卵生態の不思議
6 卵の発見
合同調査/卵が採れた!/傾いた塩分フロント/ウナギの当たり年/産卵の水深/偶然か、必然か?/産卵地点の移動/ウナギの未来

第3章 ウナギをつくる――香川浩彦・太田博巳
1 ウナギの性
養殖ウナギは雄ばかり/天然ウナギの性/雄になるための条件/養殖場ウナギの性/ウナギの性転換/外観からの性判別
2 ウナギの成熟の不思議
成熟したウナギはいない?/天然のウナギも成熟しない?/環境によって授かる命/ウナギの寝床/ウナギの試練/成熟ウナギ発見/ウナギの産卵回数は?/なぜウナギは産卵を先延ばしにするのか/ウナギの正しい産卵行動とは? 
3 ウナギを人工的に成熟させる方法
歴史的な研究成果/ウナギを成熟させる魔法の妙薬/常識では考えられないホルモンの効き目/サケ脳下垂体を集めろ/卵の黄身の役割/シロサケ脳下垂体抽出液は万能ではなかった/試験管の中の卵/この研究は何の役に立つ?
4 雌の成熟
ウナギの卵は水っぽい/水に浮かぶウナギの卵/都合よくはいかないのがウナギ/世界に誇る日本の技術/怠慢が産んだ技術/厳格な研究者の技術/夢のゆくえ
5 雄の成熟
ウナギの精巣/養殖した雄ウナギが成熟するまで/ウナギの精子/死んだ精子が半分以上!/精子は海を泳ぐ/卵のトンネルに引き寄せられる精子/精子は冷蔵庫に大量保存
6 人工授精
受精卵を得る二つの方法/ウナギの人工授精/誘発産卵法か人工授精法か
7 よい卵をつくる
卵質向上が目下の課題/卵質評価の指標とは?/地道な品質チェック作業/超小型水槽で生残率を測定/卵質改善に向けて/排卵誘発のタイミング/人工授精のタイミング/卵への栄養強化/今後の課題

第4章 ウナギを育てる――田中秀樹
1 ウナギの赤ちゃんは育つのか?
衝撃の出会い/私が「魚飼い」を目指すまで/魚の赤ちゃんを育てる/ウナギの仔魚との対面/先人の足跡
2 どんな環境がいいの?
本格的なウナギ仔魚飼育試験の始まり/ついにワムシを食べた!/元気な仔魚に育つ条件/水圧の影響/たくさん餌を食べる条件/なぜ少ししか食べないのか
3 いったい何を食べるの?
新しい餌の探索/ブレークスルー/サメ卵飼料を用いたウナギ仔魚の長期飼育法/仔魚の成長と形態の変化/新たな壁
4 足りない栄養は何?
タンパク質不足なのか/ペプチドとの出会い/飼育条件の再検討/餌の再検討/究極の餌の誕生
5 劇的な変身~シラスウナギの誕生
6 ついに実現!「完全養殖」
7 未来のウナギ養殖

【著者紹介】
近畿大学農学部教授。ウナギ委託プロジェクト研究参画研究者。1953年、大阪府生まれ。水産学博士。北海道大学大学院水産学研究科博士課程単位取得退学。北海道立水産孵化場科長、水産庁養殖研究所主任研究官、水産庁養殖研究所室長を歴任し、現職。

内容説明

ウナギは食べられなくなってしまうのか…?完全養殖へのロマンを追い求め、専門家たちは日夜研究に励む。ウナギの調理方法や消費量、産卵の謎から完全養殖への道まで、ふしぎなウナギの魅力が満載。

目次

第1章 日本人とウナギ(ウナギを食べる;ウナギの養殖;養殖の種苗に使うシラスウナギ;ウナギの消費量;ウナギ種苗精算研究の夜明け;ウナギプロジェクトへの道)
第2章 ウナギの産卵場を求めて(産卵場の謎;太平洋の調査;二つの仮説;プレレプトセファルスの採集;親ウナギの捕獲;卵の発見)
第3章 ウナギをつくる(ウナギの性;ウナギの成熟の不思議;ウナギを人工的に成熟させる方法;雌の成熟;雄の成熟;人工授精;よい卵をつくる)
第4章 ウナギを育てる(ウナギの赤ちゃんは育つのか?;どんな環境がいいの?;いったに何を食べるの?;足りない栄養は何?;劇的な変身―シラスウナギの誕生;未来のウナギ養殖)

著者等紹介

虫明敬一[ムシアケケイイチ]
水産総合研究センター西海区水産研究所センター長。ウナギ委託プロジェクト研究推進リーダー。1958年、岡山県生まれ。農学博士。広島大学大学院農学研究科修士課程修了。日本栽培漁業協会技術員、日本栽培漁業協会主任技術員、日本栽培漁業協会場長、水産総合研究センター本部課長、水産総合研究センター養殖研究所センター長、水産総合研究センター養殖研究所部長を歴任し、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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