「防災大国」キューバに世界が注目するわけ

個数:

「防災大国」キューバに世界が注目するわけ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月20日 14時08分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806714316
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C0036

出版社内容情報

キューバは災害により、ほとんど死者が出ない国として有名。優れた防災システムをもつキューバを通して、日本の今後の防災を考える。

たびたびハリケーンに襲われるキューバは、災害によってほとんど死者が出ない国として有名。優れた防災システムをもつキューバを通して、日本の今後の防災を考える。

一国の防災システムをこれほど多角的に調べた本は、ほとんど類書がありません。災害への危機管理システム、技術、被災者への社会保障制度などが詳細に書かれています。また原発問題、自然再生エネルギーにも触れられており、日本の今後のエネルギー問題、防災システムを考える上で大きな参考になります。

【著者紹介】
1961年東京生まれ。筑波大学自然学類卒。同学大学院地球科学研究科中退。1999年以来キューバを15回訪問している。農業が専門だが、持続可能な社会への関心から、キューバの環境、森林、エネルギー、医療、教育、住宅、文化政策を著作で紹介してきた。アグロエコロジーと伝統農業についての著作多数。

内容説明

風速300キロのハリケーンでも死者が出ない国。人間と暮らしを重視し、分散型自然再生エネルギー社会へとシフトするキューバの「防災力のある社会」づくりの秘密を解き明かす。

目次

1 三十六計逃げるに如かず、備えあれば憂いなし(欧米に匹敵するハリケーン予測システム;満を持してハリケーンを迎える;市民防衛の仕組み)
2 人間と暮らしを重視する被災からの復興(安心の糧となる防災医療;守れもしない約束はしない;海よ、さらば;安全の文化を築く)
3 災害に強い分散型自然エネルギー社会(進む再生エネルギーと節エネ教育;動かなかった幻の原発;キューバの再生可能エネルギー;エネルギー革命とハリケーン)
4 防災力のある社会を作る(レジリエンスの高い社会を作る;キューバからみる日本の防災システム;日本の防災対策への提言)

著者等紹介

中村八郎[ナカムラハチロウ]
1946年長野県生まれ、法政大学工学部卒。日本大学大学院修士課程修了。東京都国分寺市役所で20年間防災まちづくり係長、都市計画課長補佐として都市計画業務に取り組む。その後NPO法人環境・災害対策研究所副理事長歴任。現在、NPO法人くらしの安全安心サポーター理事長、日本大学理工学部及び大学院非常勤講師

吉田太郎[ヨシダタロウ]
1961年東京生まれ、筑波大学自然学類卒。同大学院地球科学研究科中退。持続可能な社会への関心から、サラリーマン稼業のかたわら有給休暇を利用してキューバを16回ほど訪れ、キューバの農業、環境、森林、医療、教育、住宅、文化政策を紹介する一連の著作を執筆してきた。また、アグロエコロジーや伝統農業についての著訳書もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dimsum

2
キューバvs.ハリケーン。キューバだから実現可能なのか。学ぶところは多いが、学んだところで腰の重い日本が実現するのにどれくらいかかるのだろう。キューバのいいところは、「やろう」とトップが決めたら驀進できるところなのかな。防災はハリケーンが来る前から始まり、避難、医療、ライフラインすべてにおいて事前のリスク予測と対応がなされている。隣組的な部分をプラスに思う存分使っている。2012/02/26

井上岳一

2
ハリケーンと戦い続けてきたキューバがどのような防災システムを築き上げてきたかを解説する本。何が何でも人命を守るという革命政府の思想と、分厚いコミュニティによる支え合い。分散型のエネルギーシステム。日本が学ぶべき希望の物語がここにはある。必読。2011/12/18

飯田

1
市民防衛の体制つくりの必要性を強く感じた。 意思決定の優先順位が明確なところも大事な点で、かつ日本では非常に難しい点でもある。安全と利便性やコストをどのように天秤にかけるか?事前の行動をとろうとすればするほど難しい。 キューバの取り組みをそのままもってくると上手く行くわけではないことは誰もがわかっているし、資産が少ないことによる途上国特有の対応の身軽さや、法制度や組織体制の違いで現時点の日本ではできないこともあるだろう。 後半、予防と応急対策の概念が私の理解と少し違うところがあったが、全員野球で防災2014/10/29

こひた

1
ローテクでも実現できるトップダウン型「効率的複線化」の紹介。ペット・家畜もターゲットに入れたレジリエンスの高い組織作りによる、災害前、最中、後の早期回復方法。後半の自然エネルギー利用部分については、アメリカのグリーンニューディールがあの現状では眉唾ものだが、前半部は日本も利用できる部分があるのではないかと感じる。2012/03/08

ぽきゅぴん

0
大型のハリケーンに襲われても死者ゼロとするキューバに学ぶ。ハリケーン襲来時は、政府と市民が一体となって逃げる、復興も政府主導で早い。避難後翌日から学校は始まる、リスク回避の発想で再生エネルギーにも力をいれる。日本も学べるところはないのだろうか?2020/08/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4326477
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。