内容説明
著者が野山を歩いて集めた頭骨約160個の中から、選りすぐりを紹介。頭骨にまつわるエピソードから、骨からわかる動物たちの暮らしぶり、神秘・面白さを、写真やイラストをふんだんに使って語る。
目次
アクビは強さの誇示
なぜキングコングは頭頂部が盛り上がっているのか?
食べ痕はサルの無実の証明
田舎のネズミと都会のネズミ
オトガイが出ていると歯が弱い?
サルは腰かけ姿勢がいちばん楽
角はメスと交尾するためのもの
華奢な頭骨をもつ動物たち
噛みとられても平気な骨
野菜を食べると歯がすり減る!
ガムを噛みながらバッターボックスに立てる動物・立てない動物
ヒトの出っ歯はゾウの牙?
スナメリの歯はみんな同じ
ヒトの赤ちゃんは頭に穴が開いている
子どもの顔はなぜ丸い?
首が頑丈な動物たち
なぜ、ヒトやサルの下顎骨は一つだけ?
歳をとると頭骨も硬くなる?
著者等紹介
福田史夫[フクダフミオ]
1946年、北海道釧路市生まれ。横浜市立大学卒業。京都大学博士(理学)。動物社会・生態学・霊長類学専攻。学生のころからニホンザル、タイワンザルの調査を行ない、チンパンジー、キンシコウの調査に従事する。現在、慶應義塾大学、東京コミュニケーションアート専門学校の非常勤講師や西北大学の招聘教授を務めながら、知人や学生たちと丹沢山塊のニホンザルを含む野生動物の調査を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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