炭と菌根でよみがえる松

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  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806713470
  • NDC分類 653.6
  • Cコード C0061

内容説明

全国の海岸林で、松が枯れ続けている。どうすれば、マツ枯れを止め、日本の原風景である白砂青松をとりもどせるのか。葉山の御用邸から、出雲大社まで、40年にわたって、炭と菌根菌のついた松苗でマツ林復活を手がけてきた著者による、各地での実践事例を紹介し、マツの診断法、保全、復活のノウハウを解説した。

目次

1章 ことの始まり、ショウロと炭
2章 湘南海岸―クロマツとキノコ
3章 九十九里浜―北上したマツ枯れ
4章 一ツ葉海岸―マツ林を守る大実験
5章 虹の松原―マツと人との共生
6章 鳥取砂丘と東海村―砂丘とクロマツ林
7章 丹後の函石浜―白砂青松再生の試み
8章 出雲大社―炭と菌根でよみがえるマツ
9章 気比の松原―気がかりな大気汚染
10章 天橋立―台風に倒れたマツ
11章 明沙十里―韓国のマツ林

著者等紹介

小川真[オガワマコト]
1937年10月30日京都府生まれ。京都大学農学部卒、同博士課程修了、農学博士。森林総合研究所土壌微生物研究室長、環境総合テクノス生物環境研究所所長を経て、大阪工業大学環境工学科客員教授。日本林学賞、ユフロ学術賞、日経地球環境技術賞、愛・地球賞(愛知万博)など、数々の賞を受賞。現在、「白砂青松再生の会」会長としてマツ林の再生・修復のボランティア活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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かっちゃん

1
マツ林の菌根菌や炭の効果などがとくに興味深い。菌根菌の名前と特性まで詳しく述べられているので勉強になる。 読むのに時間がかかりすぎたが、院試の勉強にもなったし、よかった。また読みたい。2015/09/13

rbyawa

0
e163、2007年の刊行で、このあとに書かれた本とだいぶ食い違ってるところがあったんですが(肥料の有無は菌根の存在とは実は関係ないとか)(汚染物質が大陸からってのはだいぶ無邪気な思い込みだとか)、あと、あとの本ではお馴染みの関西電力が完全に悪者でした、ここの失敗の半生から協力してくれるようになったのかなww 人のエピソードだと昭和天皇の話が良かったです、誠実で口下手な方だなぁ。特徴的だったのが日本の松と神社がかなり深く関わっている辺りでしょうか、近くに松嫌いの神社があるのでなんか気になってしまいました。2014/06/12

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