無党派革命―千葉が変われば日本が変わる

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無党派革命―千葉が変われば日本が変わる

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  • サイズ A5判/ページ数 217p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784806712275
  • NDC分類 318.435
  • Cコード C0031

出版社内容情報

組織もなければ後援会もない。ないないずくしでスタートした堂本暁子は、なぜ各政党の有力候補を破って知事選に勝利したのか。そして彼女は知事として何をしようとしているのか。
百円カンパ、ボランティア、勝手連、ホームページ、メールマガジン、演説なし、電車内で対話集会……等々、フツーの市民が政治を変えるための、無党派市民型選挙の全貌。

【書評再録】
●日刊ゲンダイ「話題の新刊●著者インタビュー」(2001年7月27日)=今年3月、保守王国・千葉県に、無党派知事・堂本暁子が誕生した。本書はその選挙戦の一部始終を堂本氏本人が記録した「われ、かく戦えり」である。「立候補を決めたのは投票日の2ヶ月前。マスコミは泡沫候補扱いでしたが、選挙権のない女子高生から茶髪のお兄ちゃん、主婦、おばちゃんたちまで、一般市民の方の応援の渦は鳥肌が立つほどすごかった。本当の意味での市民選挙ができたと思うし、この流れをぜひ次の地方選、あるいは国政選挙に飛び火させるためにも、千葉県知事選がどんな選挙だったかをお知らせしたかったんです。読者の皆さんも、選挙を軽んじればしっぺ返しを受けるのはご自身だということを意識されて、ぜひ投票に行っていただきたいですね」
●新文化評(2001年7月19日)=選挙戦の一部始終を、本人と、ともに闘った勝手連の人びとの手記で再現。無党派型市民選挙の実際とそのノウハウを記した貴重な記録でもある。こうした市民参加の選挙が各地で積み重なれば、今後日本は確実に変わってくるだろう。そんな希望と勇気を与えてくれる。

【内容紹介】本書「はじめに」より
 座右の銘は何かと聞かれると、私は決まって「未知への挑戦」と答える。私が最初に書いた本は「南極にいどむ---アムンゼンとスコットの物語」という絵本である。
 50代になってもチベットの奥地に出かけるほどの冒険好きだったが、まさか60も半ばを越えてから、千葉県知事選に挑むなどという大きな冒険をするとは夢にも思っていなかった。この知事選は私の人生最大の冒険であり挑戦であったことは間違いない。
 登山に限らず冒険は、どこまでも周到に準備したうえで挑戦するものである。冒険の本質は決して「無謀」ではない。計算しつくされた挑戦が、本来の冒険というものだ。
 その意味で言うと、この知事選は決して「冒険」ではなかった。それどころか無謀そのもの。探検家としてはやるべきではない決断と言える。しかし、政治家には探検家とは別の尺度や判断がある。私には日本を変えるには地方からやるしかないという確信があった。
 千葉の知事選はまったく先が見えなかったが、「あなたしかいない」と請われ続ければ、このチャンスを政治家として逃すわけにもいかない。思いがつのり、ついに私は計算も準備もないまま飛び込んだ。だが、ときとして無謀な挑戦にも運命の女神が微笑むことがある。今回の千葉知事選というのは、そんな幸運なケースだったようにも思う。
 もしかしたら、計算のないことが武器だったのかもしれない。計算がないからこそ、既成の枠にとらわれず、どこまでも波が広がる可能性を秘めていた。そして、一人ひとりの市民が抱えていた思いが爆発し、市民型選挙の渦が幾重にも巻き起こったのだ。
 それにしても、なぜ68歳にしてこんな冒険に挑むはめになったのだろう?
 普通の市民が政治を変えようと燃え、知事を自分たちの手でつくるという冒険に挑戦している。そのことに私は共感し、突き動かされてしまったのだ。そうした衝動には年齢など関係ない。
 この本は、自らの手で知事をつくり、日本の政治を変えたいと私をかつぎ出した千葉県民と、それをサポートした全国の市民、そして無謀さを承知でそれに応えた私の、波瀾万丈の挑戦の記録である。今や市民が主体で政治をつくっていこうという渦は、私の目に見えるところからはるか遠くまで広がっている。
 その渦をいろいろな形で起こし、体験し、走った一人として、私はこの希有の記録をきちんと残したいと思った。次に続く人たちの、新たな挑戦の道しるべになってくれればという期待をこめて。

【主要目次】
▲▲第1部・カネなし、組織なし、市民パワーあり
   ▲第1章・千葉からのラブコール
   ▲第2章・ゼロからのスタート
   ▲第3章・千葉を変える、日本を変える
   ▲第4章・県民が、市民が勝った
   ●コラム
     ●堂本さんではどうでしょう・井村弘子  ●勝手連は地獄の底まで・吉川ひろし
     ●堂本暁子様・浅野史郎         ●やったね、堂本さん・下村満子
     ●堂本あき子の公約           ●ねずみ講の電話かけ作戦・大野篤志
     ●何でもやります選挙戦・大野博美    ●堂本さん立候補によせて・臼井正明
     ●夫婦で動いた堂本選挙・荒尾睦子    ●議会よりも知事選を優先!?・宮沢友子
     ●静岡のウミガメも勝手連・山本明夫   ●北の大地からの追っかけ・中島和子
     ●堂本さんが、あっ、いいな・足立満智子 ●堂本出馬に新潟も燃えた・石川美恵子
▲▲第2部・千葉が燃えた、市民が燃えた
   ▲堂本さん出馬までの顛末(野屋敷いとこ)
   ▲選挙をいちばん楽しんだのは私?(天野外支子)
   ▲目線が同じだから「アキコ」と呼べた(小出洋平)
   ▲生き方自由、みんなちがって、それがいい(さとうももよ)
   ▲長野県からHPづくりで勝手に参加(矢野善久)
   ▲みんなで咲かせた千葉の花(里見陽子)
   ▲交通事故遺族の想いをガッチリ受け止めた堂本さん(井上保孝・郁美)
   ▲子連れ妊婦の勝手連奮戦記(きくちゆみ)
   ▲[選挙直後対談]千葉で起こった[市民革命](堂本暁子VS斎藤まさし)
   ▲堂本陣営のIT戦略(堂本暁子)
▲▲終章・堂本県政とは何か

内容説明

百円カンパ、ボランティア、勝手連、ホームページ、メールマガジン、演説なし、電車内で対話集会―フツーの市民が政治を変えるための、無党派市民型選挙の全貌。

目次

第1部 選挙ドキュメント・カネなし、組織なし、市民パワーあり(千葉からのラブコール;ゼロからのスタート;千葉を変える、日本を変える;県民が、市民が勝った)
第2部 千葉が燃えた、市民が燃えた(堂本さん出馬までの顛末;選挙をいちばん楽しんだのは私?;目線が同じだから「アキコ」と呼べた;生き方自由、みんなちがって、それがいい;長野県からHPづくりで勝手に参加 ほか)

著者等紹介

堂本暁子[ドウモトアキコ]
1932年米国カリフォルニア州に生まれ、東京で育つ。東京女子大学文学部卒業後、TBSに入社、記者・ディレクターとして、教育、福祉、ODA問題などを中心に取材。児童福祉法改正につながるベビーホテル・キャンペーンが代表的な仕事だが、ほかにチベットのドキュメンタリーや北極取材、日本女性マナスル登山隊同行取材など、報道番組やニュース番組の制作に関わる。80年代初頭には2年間、千葉県を担当する。1980年報道ドキュメンタリー「ベビーホテル」で、日本新聞協会賞、文化基金賞、民間放送連盟賞などを受賞。1989年参議院議院(比例区)に初当選。ODA、環境基本法などを審議。1990年GLOBE(地球環境国際議員連盟)に参加。1992年リオデジャネイロで開催された「地球サミット」で、生物多様性条約、アジェンダ21の制定に取り組む。1993年GLOBE日本総裁に就任。1994年IUCN(世界自然保護連盟)の専任理事に就任。「国際人口・開発会議」に、日本政府の代表として参加。1995年7月、参議院比例区に立候補し再選。新党さきがけ政調副会長、同参議院代表、与党NPOプロジェクト代表などをつとめる。1996年10月より1998年6月まで、新党さきがけ議員団座長として第二次橋本連立政権に参画。医療保険制度改革協議会、情報公開、児童買春・ポルノ問題、少子化問題、CP3、NPO税制、個人情報保護などの各プロジェクトに、さきがけ座長として参画。IUCNの北東アジア地域理事に就任。1997年UNEP(国連環境計画)の「環境に貢献した25人の女性リーダー」に選ばれる。IUCN副会長に就任(~2000年)。1998年参議院労働・社会政策委員会委員として、特定非営利活動促進法(NPO法)の審議に関わる。10月、新党さきがけ解党。11月、無所属議員の新会派「参議院の会」を結成。1999年8月、GLOBE世界総裁に就任。IICK(コソヴォに関する独立国際委員会)の委員に就任。参議院国民福祉委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会、共生社会に関する調査会に所属。2001年千葉県知事に就任。参議院議員として、環境基本法、生物多様性条約、児童買春・ポルノ禁止法、特定非営利活動促進法(NPO法)、男女共同参画社会基本法、配偶者に対する暴力禁止法(DV法)など、多くの審議、立法活動に関わってきた
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