ぼくのイニシエーション体験―男の子の魂が育つ時

  • ポイントキャンペーン

ぼくのイニシエーション体験―男の子の魂が育つ時

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806711803
  • NDC分類 385.3
  • Cコード C0039

出版社内容情報

アメリカを代表する作家、人類学者、心理学者に絶讃された書。アフリカの部族社会、西欧近代社会、二つの異なる世界に身を置いた少年が経験した、成人儀式(イニシエーション)を自らの言葉で語る。「大人になることのむずかしさ」に悩む日本人に贈る、死と再生の物語。  ★★★出版ニュース評(1999年9月中旬号)=伝統的部族社会と西欧近代社会という異なる2つの社会に身を置いた若者が、霊的世界体験を軸にして、先祖の知恵を獲得して大人になってゆく過程を自ら語ったものだ。その足跡と思考のプロセスは、文明社会を相対化する普遍性を持っている。★★★  ●●●「はじめに」より=本書は、私たち日本人が忘れてしまった祖父母と孫のつながりや、死者と残された者との関わりがていねいに描かれ、男の子が成人として共同体に認められていく節目の儀式の中身が、人類学者や、探検家によってではなく、著者自らの言葉によって語られている。どれだけの現代人が、自分がどこから、どうして生まれてきたのか理解し、日々暮らしているのだろうか。多くの人びとが人生の目的を見つけられないままに、先祖とのつながりを断ってしまい孤立してきた。そんな現代人に安らぎの場を与え、一人ひとりが強く魂の部分でつながりあえれば、これ以上素晴らしいことはない。日本の多くの人びとにも、私が本書で味わった感動と、これらの答えを見つけるヒントが得られれば幸いである。●●●  【主要目次】第1章・幼い頃の村の暮らし/第2章・祖父の旅立ち/第3章・祖父の「弔いの儀式」/第4章・突然の家族との別離/第5章・初めて見る白人世界/第6章・寄宿舎学校での生活/第7章・謀反の兆し/第8章・目覚め/第9章・自由のかおりジャングルへ/第10章・故郷への道/第11章・懐かしいわが家/第12章・ちぐはぐな村の暮らし/第13章・長老会議の決定/第14章・イニシエーションキャンプでの初めての夜(火のビジョン)/第15章・見る力の訓練/第16章・炎の中の世界、星からのメッセージ/第17章・木の中の緑の女性に抱かれて/第18章・懐かしい世界へ宇宙遊泳/第19章・恐怖の光の穴へ/第20章・光の穴から魂の世界へ/第21章・湧きあがる泉の底の世界/第22章・自ら生き埋めになって/第23章・地下世界へ/第24章・地下世界で前世を体験/第25章・地下世界からの生還/第26章・村をあげてのお祭り/終章・新たなる人生の門出

内容説明

西アフリカの村から4歳の時にフランス宣教師に連れ去られ、西洋人としての教育を受けた著者が、部族社会の成人儀式(イニシエーション)での、霊的世界体験を中心に、先祖の知恵を獲得するまでを、自らの言葉で語る。

目次

幼い頃の村の暮らし
祖父の旅立ち
祖父の「弔いの儀式」
突然の家族との別離
初めて見る白人世界
寄宿舎学校での生活
謀反の兆し
目覚め
自由のかおりジャングルへ
故郷への道〔ほか〕