内容説明
真面目で教育熱心な親にこそ問題がある。子供の最良のパートナーになるためには、何よりもその声なき声を聞くことが肝心だ。カウンセラーの体験に基づく親たちへの親身のアドバイス。
目次
序章 子供を見る目の位置
1章 教育熱心な親たちが犯しやすい間違い
2章 どう考える、子供の早期教育
3章 子供の心のわかる親に
4章 子供を挫折に追い込む大人たち
5章 人生マラソンの基礎づくり
6章 登校拒否の問題について
7章 親と子の人間関係
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aosora
5
もう10年以上前の本ですが、心理カウンセラーの立場から子供とどう接していくかを考えていて、参考になりました。子供は初め親に依存していて当たり前。それをうまく寄り添いながら自立するように促すのが親の努め。子供の言動の理由を考え、本音をくみ取るようにする。何歳だからできて当然とか、それをさせないと甘やかしだ、とかそういう決めつけは無しにしようと思いました。愛情を持って子供と接するときっと子供は良い方へ導けるはず。心の強い子供に育て、思春期をうまく過ごせるように親として何をすべきか、考えさせらました。2016/08/04