100円のコーラを1000円で売る方法―マーケティングがわかる10の物語

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806142393
  • NDC分類 675
  • Cコード C2034

こちらの商品には新版があります。

内容説明

新人商品プランナー・宮前久美が挑んだのは、「Appleにできて日本企業にできない壁」だった。彼女は日本が抱える課題―「高品質・多機能。でも低収益」から脱却できるのか?コトラーからブルーオーシャン、キャズム理論まで1冊でつかめる。

目次

1 アメリカの鉄道会社はなぜ衰退したのか?―事業の定義
2 「お客さんの言いなりの商品」は売れない?―顧客絶対主義の落とし穴
3 顧客の要望に100%応えても0点―顧客満足のメカニズム
4 値引きの作法―マーケットチャレンジャーとマーケットリーダーの戦略
5 キシリトールガムがヒットした理由―バリュープロポジションとブルーオーシャン戦略
6 スキンケア商品を売り込まないエステサロン―競争優位に立つためのポジショニング
7 商品を自社で売る必要はない―チャネル戦略とWin‐Winの実現
8 100円のコーラを1000円で売る方法―値引きの怖さとバリューセリング
9 なぜ省エネルックは失敗してクールビズは成功したのか―コミュニケーションの戦略的一貫性
10 新商品は必ず売れない?―イノベーター理論とキャズム理論

著者等紹介

永井孝尚[ナガイタカヒサ]
日本アイ・ビー・エム株式会社ソフトウェア事業部シニアマーケティングマネジャー。1984年に慶應義塾大学工学部卒業後、日本アイ・ビー・エム入社。1991年よりIBM大和研究所の商品プランナーとしてグループウェア製品を企画し立ち上げるもバブル崩壊で大苦戦。マーケティングプロモーションの傍ら、セールスとして全国を飛び回り、3年間で多くの大規模プロジェクトを獲得する。1996年にはグループウェア製品開発チームのマネジャーとしてお客様をサポート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

145
マーケティング戦略を書いた本。図が多くて初心者に配慮されている。良本ではないだろうか。ハウツー本にありがちな知識を持てたけど使い方が分からない人のために戦略を物語で解説してくれる。B2Cがメインかと思ったがB2Bにも応用できそう。PDCAとかキャズムとか技術者のabsintheでも知ってることが多いので、経営の人には言わずもがな話題も多い気がするので、社会人なり立てか、または事情から営業配属になった人向けとか。2023/06/13

ehirano1

142
立ち読みしてしまいました。『これいったいどうやったら・・・』同様に分かり易さを意識して書かれていました。『これいったいどうやったら・・・』がマーケティング初級としたら、本書は中級かというとそうではなく、初級+α止まりなのが惜しいです。2019/08/17

へロム

95
物語形式で 難しい理論を抜きにして すぐに読めます。著者も書いておられるようにこの本をきっかけにマーケティングに関心が持てれば良しとし、さらにステップアップしていけば良いと思います。【図書館本】2013/11/28

月讀命

73
自分自身が考えるベストを提案する事が大事、つまり、お客さんの望むとおりのセールスをし商品開発をし、販売する事は、お客さんの要望に応えているが、言った事しかしないに等しい。お客様の意に反する事であっても、お客様の真に役に立つ様な前向きなBESTな提案をする事が重要である。100円コーラを1000円で売る方法・・・・極端なタイトルだが、いかに付加価値をつけて売り、真にお客様に満足してもらい感動を生ませるビジネスが重要・・か。満足感を与える事で、それは高いものではない。価格競争に巻き込まれないセールスが肝要だ。2015/05/02

Willie the Wildcat

59
読者を惹きつけるテンポと、Mktgの要素。Kotler氏を含めた巻末の文献リストも、Mktg理解の更なる深堀りに有用。”視点”と”価値”の重要性を、再認識。Mktgに限らず横展開すべき概念。特に、市場の2番手、3番手としての姿勢・思考の描写が印象に残る。「顧客中心主義」の”中心”を再考・再認識させてくれる点もわかりやすい。評価が高いのも頷ける。Mktgに馴染みのない方にもお奨め。2013/02/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4352449
  • ご注意事項