出版社内容情報
古今東西の著名な戦略論をやさしく解説。孫子は、クラウゼヴィッツは、毛沢東は何を考え、どう行動したのか。「目的の達成」「自己保存」「主導性の確保」など、勝つための考え方と方法が身に付く!
内容説明
兵法とは、文字通り兵を動かす術である。いわば、用兵術、軍事戦略・戦術である。中世の日本は、兵法を「ひょうほう」と読んで、剣術を中心とする武術を指す時代であったが、現代では、このような意味としては使われていないようだ。本書では、武術ではないほうの兵法を解説してゆく。
目次
第1章 兵法の基本を学ぶ―兵法の成り立ちを鉄則から考える(兵法の鉄則を知っておこう―兵法の八つのポイントを見る;兵法で決してやってはならぬこと―「ワンパターン思考」のワナにはまるな;勝利のための六大基本型―勝つためのもっとも効率的な方法 ほか)
第2章 古今東西の必勝戦術を探る―名将たちは戦術をどのように活用してきたのか(A・ボーフルの戦略公式とは何か?―戦略は「S=KFφt」で言いあらわせる;内線作戦と外線作戦のどちらをとるか?―自国の置かれた条件で左右される作戦;弱者の必勝法「戦力の傾斜的使用」とは?―劣勢な弱者が強者を打ち負かす戦法 ほか)
第3章 勝つための軍事力・指導力とは?―勝敗を分かつ要因はどこにあるのか
(そもそも軍事力とは?―軍事力は、多様な要素から成るもの;強者の兵法とは何か?―強者だからこそ必要な戦術がある;弱者の兵法とは何か?―弱者が強者に打ち勝つための戦術 ほか)