目次
第1部 ヒューマンエラーのとらえ方と対策の考え方(安全の最大の敵ヒューマンエラー;ヒューマンエラーを防ぐ力;間違えさせない見せ方 ほか)
第2部 事例から考えるヒューマンエラー対策(車両出入口での交通事故;挟まれ事故;センター試験問題配布ミス ほか)
第3部 力試し実例問題集(アクセルとブレーキを間違えた!;数字の取り扱いミス;近づけてはいけないもの ほか)
著者等紹介
中田亨[ナカタトオル]
(独)産業技術総合研究所・主任研究員。博士(工学)。安全工学、特にヒューマンエラーの防止について研究を進める。国際電気標準会議(IEC)ヒューマンファクターと機能安全グループ(SC 65A AHG16)に加わり、人的要因と産業安全の国際規格の策定に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西郷どん
8
ヒューマンエラーはゼロにはできない。ミスしたら、それを本人に報告してもらい、叱らずに誉める。ミスを隠す職場より、同じことが起こらないようにみんなに情報共有することが何倍も大事だと思った。 5Sでは、清掃点検といって機械を清掃しているときに異変に気付くことを大事だといっている。一方で、安全学やヒューマンエラーの視点で視ると、チェックがいい加減になってしまうから、同人物であれば清掃は清掃をすること。時間を置いて、チェックはチェックする時間をとることが重要だと思った。いい本です。2021/05/29
西郷どん
4
この著者の本は分かりやすくて読みやすい。再読します。2021/05/13
たません
3
ヒューマンエラーを減らせれば、どれだけ安心か。しかし、今後は人間に変わって、AIが仕事をする時代になるかもしれないから、ヒューマンエラーは減少するかもしれないけど。でも、人間って失敗するから面白いことも発見するしなあ、そんな事をぼんやり考えてしまった。とりあえず、今のリスク対策としての課題をやらねば、人命にかかるエラーはキツイ。起こらないシステム作りに尽きる。個人の問題ではないから。本書にもあったがアクセルとブレーキがなぜ隣あっているのか確かにおかしい。やっぱ、自動運転しかないように思うとAI頼みか。2018/11/22
がくた
1
ほめる文化がヒューマンエラーを減らすことについては殆ど書かれていない。どちらかというとエラーの事例集2014/10/18
くらーく
0
カールビンソンの事例は、もっと広く知られて欲しいねえ。2014/09/27