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歳をとることが本当にわかる50の話―老後の心理学

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784805828731
  • NDC分類 143.7
  • Cコード C0095

内容説明

お年寄りは、なぜ振り込め詐欺にひっかかるのか、「ポックリ往きたい」という本当の気持ち、認知症の人の徘徊を止める方法、寝たきりを楽しむ(!?)工夫、お年寄りに対する上手なグチの聞き方…etc.老いのこと、認知症のこと、介護のこと…。あなたの老後をかんがえるための、面白くてタメになる心理学。

目次

1 老いるということを知りま章(老いても子どもには還らない―順序性の原理;ポックリ寺の調査から―高齢者の尊厳とは何か;生きる意欲の回復へ―事例・愛し切る ほか)
2 認知症のナゾを解きま章(だれかを愛したい―事例・認知症高齢者の愛;うつから認知症へ―事例・いじめ;私は女なの!―化粧とアイデンティティ ほか)
3 介護のことを考えま章(早すぎる葬送曲―もの言わぬ寝たきり状態;ストレスに注意―事例・高齢者の仮面うつ病;感覚遮断―寝たきりの辛さ ほか)

著者等紹介

井上勝也[イノウエカツヤ]
昭和16年生まれ。早稲田大学大学院心理学修士課程修了。東京都老人総合研究所心理研究室長、筑波大学教授などを経て、駿河台大学教授。平成5年に、日本老年行動科学会を設立し、12年間にわたり会長を務めた。主な研究として、「ポックリ信仰の心理的背景」や「認知症高齢者の徘徊の平均距離」、「阪神・淡路大震災における高齢者の避難行動・適応行動」などがあげられる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

還暦院erk

3
図書館本。心理学知見の紹介は面白く全体的には「ためになる内容」だったが、「介護担当の嫁」などの女性に対してのステロタイプ的記述が気になった。介護専門誌連載をまとめたものだというのに…。p84とか実例があったのかもしれないけど、ひどい。最近の統計によると介護者の暴力って比率的には断然「息子」がトップで次が夫でしょう。実の娘は自滅が多い。「けなげな介護者」イメージを周りからおっかぶされると致命的な負担になったりするし…。とにかく介護の現場において、介護担当の妻娘嫁に上から「母性愛」を語らないで欲しい!2020/01/09

Micky

1
著者は老人の心理学の専門家で特に老人ホームで、既に様々な異常をきたしている老人の心理や行動パターンを述べている。 老後対策なんて期待しながら読みましたが、ちょっとここまではという感じで参考にするのは難しい。どちらかというと介護施設の職員の方々にに読んでもらうと役にたつだろうと思います。2019/08/02

Twakiz

1
認知症(という用語が用法上おかしいことには賛同します)の高齢者でも 誰かの役に立ちたいと感じていること,世話をされるより世話をしたり保護されるより自分が愛情を発揮することを望んでいること,安心・安全な居場所を探していること,徘徊などの問題行動(にみえるもの)には理由があること,など,至極納得のいく記載.ただアラフォーの自分はもちろん20代のころよりいろいろ衰えてきたけども70-80代(それまで生きていない気がします,残念ながら)になってどうなのか?やっぱり「実感」としては分からないものである.2016/03/06

Ayano

0
退職された方にいただいた本。老人心理を紐解いていく本。客観性といえば客観性なんだけれども、どこか他人事のような書き方が多いような気がした。世代間ギャップの理解、という読み方をすると高齢者の言動理解に繋がる。少しだけ、介護体制が一昔前の嫁姑バトルのような描かれ方がしているような気がしないでもない。昔話を心理学として考察する武運が何箇所かあって、個人的には「花咲か爺さん」の章が面白く読めた。2024/03/17

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