内容説明
イギリス社会サービスの源流の一つである、児童青少年保護の法と政策100年の歴史を問い直す。わが国の社会サービス法研究をリードする著者の出発点となった気鋭の論文を集大成。
目次
序章 子どもの養育問題をめぐる法と政策―国の関与のあり方をめぐって
第1章 19世紀後半の児童保護制度の素描―ケア手続の前身
第2章 児童保護をめぐる法原理の転換―子どもの保護とパレンス・パトリエ
第3章 ケア手続制度の成立
第4章 1948年児童法と児童保護行政
第5章 1950年代における児童保護行政
第6章 イングルビー委員会報告と1963年児童少年法
第7章 ケア手続と児童保護制度改革―福祉アプローチの到達点
終章 児童・親・国家―児童保護におけるバランスの問題
著者等紹介
秋元美世[アキモトミヨ]
1978年東京都立大学法学部卒業。1985年東京都立大学大学院社会科学研究科基礎法学専攻博士課程修了。東京都立大学法学部助手。1986年茨城大学人文学部専任講師。1988年同助教授。1997年同教授。1998年東洋大学社会学部教授(現在に至る)
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