高機能自閉症・アスペルガー症候群入門―正しい理解と対応のために

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  • サイズ A5判/ページ数 225p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784805821855
  • NDC分類 378.6
  • Cコード C0037

内容説明

本書の特徴は、発達障害専門の医療機関のスタッフと、学校という第一線で教育に携わっている教師が協力して援助に必要な理論的背景とともに、学校や家庭での具体的な援助の例を示している。

目次

第1章 高機能自閉症・アスペルガー症候群とは何か―医学的理解と治療(高機能自閉症・アスペルガー症候群とは;自閉症スペクトラムの基本症状 ほか)
第2章 高機能自閉症の子どもの心理(認知の特徴と高機能自閉症;社会性とコミュニケーションの障害)
第3章 高機能自閉症の子どもの家庭教育(人に不快感を与えないことば遣いができるようにする;礼儀作法を身につけさせる ほか)
第4章 高機能自閉症の子どもへの保育・教育(幼稚園、保育園、小学校での高機能自閉症の子どもの特徴;幼稚園・保育園での高機能自閉症の子どもの指導 ほか)

著者等紹介

内山登紀夫[ウチヤマトキオ]
順天堂大学医学部卒業。精神科医師。専門は児童精神医学。順天堂越谷精神医学研究所付属病院、東京都立梅ヶ丘病院を経て、現在大妻女子大学人間関係学部助教授およびよこはま発達クリニック医師

水野薫[ミズノカオル]
千葉大学教育学部卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。専門は自閉症児、LD児、ADHD児の心理と教育、発達検査理論、教育相談。東京都公立小学校教諭、東京都教育委員会指導主事を経て、現在よこはま発達クリニックセラピスト

吉田友子[ヨシダユウコ]
東京慈恵会医科大学卒業。精神科医師。専門は児童精神医学。聖マリアンナ医科大学病院神経精神科、東海大学病院精神科、横浜市北部地域療育センター診療係長を経て、現在よこはま発達クリニック医師。横浜市青葉福祉保健センター療育相談医、横浜市北部地域療育センター、吉田クリニック非常勤医師兼務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さおり

62
再読。「情報提供的アプローチ」の項目(本人への告知のところ)のみもう一度押さえておこうと思ったんだけど、結局全部読んじゃった。2002年発行の本なのですでに情報が古い部分もあるけど、基本的にはわかりやすくてとてもいい本だと思う。本人への告知については、これがベストな方法かがまだ判断できない、「途中の事例」も載っています。14年経ち、当時小学校高学年だった子はもう大人。どんな風に今を生きているのか、そこが知りたい!と思ってしまいます。2016/07/14

ホレイシア

8
これは該当するお子さんをお持ちの親御さん、もしくは学校で「真剣に」対応しようとする教員向けの本だった。対応策が具体的に記されている。興味本位で読んだことを反省。いや、横浜での事件でまたアスペ、アスペと聞こえてくるのでね。当事者になったこともある私が言っても説得力はないかもだが、「おまえのかあちゃんデベソ」と同じ感覚で軽々しく使っていい言葉ではないぞ。2010/06/24

百年の積読

2
初めてアスペルガー症候群に関する入門書を読んだ。当事者向けの本ではないが障害の基本を理解するのに役立つ。紹介されたアスペルガー症候群の子供に生じる問題やそれへの対応の事例などを見ていたら、社会化とは一体何なのか、どこまでが社会化された自己で社会化されていない自己なのか、分からなくなってきた。ただ1つ確かなのは、アスペの人の社会化は通常発達の人の社会化ほどうまくいかない、よしやうまくいったかに見えても必ずどこかに歪みは残って当人に周囲の人に影響を及ぼすということだ。もっと多様性が認められる社会になるといい。2023/08/14

green

2
高機能自閉症の状況や小学生程度までの対応・指導を丁寧に説明した本。筆者の実際の事例(おこったことや対応)なども多くある。2014/12/15

あきひこ

2
前半は自閉症とはなにか、後半はその対応。対応策については幼児期から小学校までの時期に焦点があてられていた。個人的には中高生の対応も知りたかったので残念。とは言っても対応策など学ぶべきことは多かった。2012/07/14

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