内容説明
主婦が、若者が、医師が、看護婦が、サラリーマンが、ケアワーカーが…「小さな施設」の中にある真実を見つめて今歩き出す。加藤仁が全国各地の小規模施設を精力的に取材し書き上げた、渾身のルポルタージュ。
目次
はじめに 思考停止の“福祉”を排す
序章 踏み出した一歩の広がり
第１章 先駆者たち―小規模施設の誕生と発展
第２章 限りなき主婦パワー
第３章 若者たちの挑戦
第４章 地域ボランティアの実践
第５章 医療の限界に挑む医師・看護婦たち
第６章 大規模施設の未来
第７章 自立をつらぬく
著者等紹介
加藤仁［カトウヒトシ］
１９４７年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。出版社勤務の後、ノンフィクション作家として独立。生活者の視点からの人物論を手がけ、取材活動を続ける。ライフワークとして日本のサラリーマンおよび「その後の人生」の探求に力を注ぎ、２０００人以上の定年退職者を取材、多種のメディアに“新日本人論”を展開している。介護の現場にも関心を持ち、訪れた介護現場は３００カ所以上に及び、多彩な「日本型介護モデル」を追求している
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