内容説明
本書は、まず看護にかかわりの深い基礎知識として「食生活と食欲」「消化液の働き」「消化器の構造と機能」などについて述べ、つぎに第1章で「消化器疾患に関する情報の理解」について解説し、第2章では「消化器症状緩和のための具体的なケアの方法」、第3章では、「消化器系の術後に共通する患者の苦痛緩和のためのケアの方法」、最後に第4章で「各臓器別の手術を受けた人の生活とケア」というように、臨床場面を想定しながら、現場ですぐに役立つようにまとめてあります。
目次
第1章 消化器疾患に関する情報の収集(症状・兆候の理解;消化器系のがんの症状の理解;消化器系の検査の理解と看護)
第2章 消化器症状緩和のためのナーシングケア(嘔吐(吐血)のある人への看護援助
下痢のある人への看護援助
脱水のある人への看護援助 ほか)
第3章 術後の苦痛緩和のためのナーシングケア(消化器系の手術に関する基礎知識;患者の状態の把握と精神面の援助;術後の患者の安全確保のための援助 ほか)
第4章 手術を受けた人の生活とナーシングケア(食道再建術を受けた人の生活と看護;胃切除術を受けた人の生活と看護;大腸切除術を受けた人の生活と看護 ほか)