目次
第1章 ヨークシャーの女たちの物語―『シャーリー』、『アン・リスターの日記』、『ミス・マイルズ』をつなぐ
第2章 世話するひとたち―ガートルード・スタイン『三つの人生』と修復的読解の鍛錬
第3章 身体に根ざしたエロティックな力―ネラ・ラーセン『パッシング』からトニ・モリスン『スーラ』へ
第4章 内なる異郷への旅―『テンペスト』の翻案を読む
第5章 「私は私ではない」とは誰に言えることなのか―否定性批判として笙野頼子『皇帝』を読む
第6章 エマ・ドナヒュー『フード』(Hood)の饒舌なクローゼット
第7章 松浦理英子『裏ヴァージョン』と女子プロレス
第8章 動物たちのナイトクラブ―ビエイト演出“妖精の女王”におけるセクシュアリティ表象について
第9章 ビサイドのクィアネス―イヴ・セジウィックにおける接触