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目次
第1部 オーストリアの心(文化複合としての昔話;オペラ座のネストロイ)
第2部 世紀末の揺らぎ(ユーゲントシュティールの音楽―マーラーの場合;世紀転換期ウィーン都市文学の盛衰;エロスの遍歴―『輪舞』をめぐって;シュニッツラーの『ベルンハンディ教授』―性格喜劇としての観点から)
第3部 夢の変容(ホフマンスタールと表現主義;シュニッツラーと戦争―日記と作品『誘惑の喜劇』『池への道』をめぐって;「私」のいない光景―ホフマンスタール『むずかしい男』小論;ホフマンスタールとリルケ―文学的世界の比較の試み;夢の地形―ホフマンスタール、シュニッツラー、ムシルの作品から)
第4部 迫りくる暗闇(ムジールの〈可能性感覚〉の誕生―帝制末期のカカーニエンにおける不随意性と随意性について;ウィーンのヘルマン・ブロッホ;ヨーゼフ・ロートの『ラデツキー行進曲』―そのハプスブルク像をめぐって)
第5部 伝統への懐疑(もうひとつのオーストリア文学―アウスレンダーのチェルノヴィッツ;パフォーマンスと懐疑―ウィーン・グループにおける〈伝統〉と〈革新〉について;〈犬のように〉―トーマス・ベルンハルトの小説作法の一断面;「第九の国」の夢―ペーター・ハントケとスロベニア)