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出版社内容情報
20世紀後半の日本学・東洋学を領導してきた秋山博士の膨大な論考の中から、日本古代・中世の絵巻物に関するものを中心に編纂した。再調査や新知見を踏まえ新たに筆を加えて上梓する、研究者待望の書。
内容説明
本書では、「扇面法華経」など巻物形式をとらぬ作品を加え、序章に置いた絵巻物の通史や第四章その他で鎌倉時代以降近世初期までの問題を扱い、上巻の末尾では十三世紀の絵巻を論じている。
目次
序章 絵巻物の発生と展開
第1章 源氏物語の絵画論
第2章 王朝の優雅と美―「源氏物語絵巻」
第3章 「源氏物語絵巻」若紫図断簡の原形確認
第4章 源氏絵の系譜
第5章 院政期における女房の絵画製作―土佐の局と紀伊の局
第6章 日記絵について
第7章 扇面法華経の絵画
第8章 「鳥獣戯画」甲巻における二種の筆法―新出残欠の紹介を機に
第9章 地獄草紙・餓鬼草紙・病草紙の絵画
第10章 病草紙の一段(不眠の女)
第11章 「紫式部日記絵巻」をめぐって
第十二章 日野原家本「紫式部日記絵巻」の考察