内容説明
ニューヨーク、ロンドン、パリ、北京などの大都市には、和食レストランが軒を並べる通りがあり、今や日本の料理もオリジナリティのあるレストラン・デザインも、世界の各地に根をおろしている。また、日本でもレストランの新しい潮流が生まれている。これまでにはなかった新しいスタイルの料理を追求し、和のテイストを取り入れたクリエイティヴなインテリアデザインの店が人気を集めている。「もっと新鮮で刺激的な味を、もっと快適で斬新な空間で楽しみたい」という作り手と客の要求が高まることで、日本のレストランは日々あらたな進歩を遂げている。レストラン・デザインにおいて、この新しい流れを作っているのは30代から40代の才能あるデザイナーたちである。本書では、今、最も刺激的な空間を作り出す12人の作品をとりあげている。その枠にとらわれない大胆な発想と繊細な仕事は、これからも世界のレストラン・デザインに大きな影響を与えていくことが期待されている。
目次
Introduction Contemporary Restaurant Design in Japan
1 日本らしさの現代的新解釈
2 洗練された伝統美
3 異文化の融合
Epilogue アイ・ラヴ・レストラン
デザイナー
著者等紹介
仲佐猛[ナカサタケシ]
カメラマン。1989年ナカサアンドパートナーズを設立。以来、日本の建築・インテリア分野のカメラマンとして第一線で活躍、最もよく知られるカメラマンの1人だ。国際的にもメジャーのデザイン誌、建築誌へも写真提供を行っており、日本の近代デザイン文化に関するレクチャーを依頼されることも少なくない
実川元子[ジツカワモトコ]
フリーライター/翻訳家。上智大学仏語学科卒。外資系企業の広報に勤務後独立。『ココ・シャネル』(理論社)『食べものやさんで成功する!』(世界文化社)など著訳書多数。世界各地の衣食住のスタイルに関心が高く、ファッション誌やライフスタイル誌への寄稿も数多く行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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