MINAMATA NOTE 1971‐2012―私とユージン・スミスと水俣

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MINAMATA NOTE 1971‐2012―私とユージン・スミスと水俣

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  • サイズ B5判/ページ数 174p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784805110041
  • NDC分類 493.152
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「何も終わっていない」水俣の過去と現在を写し出す…。

公害病の原点であり、発生から60年近くが経過した水俣病は、これで本当に終わったのだろうか。40年にわたる取材を経たフォト&エッセイは、「何も終わっていない」水俣の過去と現在を写し出す…。

【著者からのコメント】
(あとがきより抜粋)ユージンの写真集に登場する多くの患者たちはすでに亡くなり、私とそう年齢の変わらない胎児性水俣病の患者たちでさえ老境に差し掛かっていた。しかしそこには何も変わらない、何も終わらないまま「水俣病」が存在していた。今の私に何が出来るのか、何度も自問した。お前も撮れ」というユージンの言葉が繰り返し脳裏に響いた。そして私はこれまでの撮影してきた写真の「続き」を撮ることを決めた。以前撮影させてもらった人たちに出来るだけ同じ場所に立ってもらった。プリントの中には、背景が変わっても何も変わらない「水俣」が写っていた…。

目次

出会い
水俣病とは
宝子たち
写真
essey 私とユージンと水俣(「お手伝い」の始まり;東京での暗室作り;初めての水俣行き;水俣での暮らし;暗室作業;フィルムと印画紙 ほか)
年譜―ユージン・スミスと水俣

著者等紹介

石川武志[イシカワタケシ]
1950年愛媛県生まれ。1971~74年ユージン・スミスのアシスタントとして水俣を取材。1975年渡米、以後フリーランスとなる。1978年シルクロードの取材を期にアジアの祭りや民族、宗教、遺跡などを取材。1980年インドでガンジス河巡礼の取材を開始。1982年インドのトランスジェンダー社会「ヒジュラ」の取材を開始。1987年ハイチのブードーやブラジルのカンドブレなどを取材。2008年再び水俣の取材を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まると

12
胎児性水俣病の子の母親は「私が食べた毒を全部この子が背負って生まれてきた。だから弟妹が無事元気で生まれてこれた。我が家の宝子ですたい」と言い続けた。娘を抱いて入浴させる慈愛に満ちた母親を著者は「救済のために現れた菩薩のよう」と述懐する。ユージン・スミスは、物言えぬ少女を何度も撮影しながら「私の写真にはあなたの乙女心や魂の叫びが写っていない。深い心の奥の声を描くことができていない」と号泣したという。著者の写真を見る限り、そんなことはない。患者に寄り添って撮った写真からは、力強いメッセージが確実に届いてくる。2020/07/11

やまやま

7
ユージンを被写体にした写真も多く、映画で何度も使われていたように思える。水俣の患者さんの40年後の姿を見るに、障害と老いの違いが表面的には際立たなくなり、ご健勝ぶりに今後とも幸あれと願う一方、困難な時代の長さに圧倒される。偶然に原宿でユージンに声をかけ、写真好きの好奇心から関りを深く持ったことであるが、スミス夫妻や上村智子さんたちの個人的事情など、今回この写真集で驚いたことしきりである。また、チッソ城下町での生活ぶりは何となく知ったつもりになっていたが、原発事故と同じで、未知のことがたくさんある。2021/10/30

takao

2
ふむ2021/05/16

ゆかり

1
ユージン・スミス写真集に続き、図書館予約。弟や妹が元気に生まれたのは、水俣病の弊害を一身に背負って生まれてきたこの子のおかげ、「宝子」と話す母に胸をつかまれる。この親子を初め、ユージンさんが感じた物語(=存在)を必死に伝えようとしているのがわかる。水俣病の知識は社会科で公害の一つと学んだのみで遠い出来事であった。写真集から呼吸を感じた。SDGsを謳う今、きちんと知っておきたい。繰り返さないように。。。2021/09/01

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