内容説明
情報なくして国家なし。裏面史が描きだす20世紀の実相、21世紀の指針。
目次
日本におけるインテリジェンス研究のために
第1部 戦間期・第2次大戦中のインテリジェンス・ヒストリー(日本陸軍の対ソ連インテリジェンス;東南アジア戦域におけるイギリスのインテリジェンス;CIAの設立;中国共産党のインテリジェンス体制;ロシア情報史;戦間期におけるドイツとフランスのインテリジェンス体制)
第2部 冷戦期のインテリジェンス・ヒストリー(戦後日本のインテリジェンス;インテリジェンスと国家運営;CIAの情報分析とその限界;冷戦下のソ連情報機関KGB;見えざる冷戦;冷戦におけるインテリジェンヌ)
著者等紹介
中西輝政[ナカニシテルマサ]
1971年、京都大学法学部卒業。京都大学大学院、ケンブリッジ大学大学院で国際関係史、文明史を学ぶ。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。『大英帝国衰亡史』(PHP文庫)で山本七平賞、毎日出版文化賞を受賞
小谷賢[コタニケン]
2004年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。現在、防衛省防衛研究所戦史部教官。主な著作に山本七平賞奨励賞を受けた『日本軍のインテリジェンス』(講談社選書メチエ)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
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古いと 今さら・・・ の感あり 第二次大戦と冷戦主体2009/02/19
ちょっかん
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修論がやっと終わり、ようやくゆっくり本を読むことができるようになった 笑 多くの研究者が各国近現代にかけてのインテリジェンスの歴史を記述した本。主にイギリス、アメリカ、ロシア、中国のインテリジェンスの歴史が記述されている。インテリジェンスに関しては、日本ではまだまだうまく機能していないという意見が研究者全体の見解であった。とはいえ、イギリスやアメリカでも十分機能していない点が多いらしいので、こういった問題点を分析することが、今後の日本のインテリジェンスの発展につながると思う。2018/12/14