ダライ・ラマ『菩提心の解説』

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784804330778
  • NDC分類 180.9
  • Cコード C0015

内容説明

ナーガールジュナ(龍樹)の『菩提心の解説』をダライ・ラマ法王が読み解く。チベット仏教の真髄とも言える二つの菩提心のダイナミクスと中観帰謬論証派による空の理解という最も難解かつ深遠な教義を明かす本格的講義録。法王ご自身が繰り返し学ばれた愛着あるテキストによる、2005年金沢での講義を元に、以来数度の法話から補完。満を持してここに刊行!

目次

序章 仏教とは(宗教の目的;チベット仏教について ほか)
第1章 タイトル・帰敬偈・主題について(タイトルについて;帰敬偈について ほか)
第2章 偈頌解説(礼拝と決意の言葉(第1偈)
発句(第2偈、第3偈) ほか)
終章 廻向・奥付と菩提心生起(廻向(第112偈)
奥付―著者と翻訳・改訂の記録 ほか)

著者等紹介

ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ[ダライラマ14セイテンジンギャツォ] [His Holiness the Dalai Lama Tenzin Gyatso]
1935年、チベット東北部アムド地方に生まれる。2歳のとき転生活仏ダライ・ラマ14世と認められる。1949年の中国のチベット侵略に伴い、15歳で政治・宗教両面の国家最高指導者となる。1959年に亡命。インドのダラムサラに亡命政権を樹立。チベット問題の平和的解決を訴えつづけ、1989年にノーベル平和賞受賞。全チベット人が祖国復興の悲願とともに、ダライ・ラマ法王に絶大な尊敬と信頼を寄せている

リンチェン,マリア[リンチェン,マリア] [Rinchen,Maria]
日本名・鴨居真理。高知県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。1985年よりダラムサラ在住。チベット亡命政権の依頼で伝統文化継承の拠点となるべきノルブリンカ・インスティテュートの設計・建築に携わり、同時にゲシェ・ソナム・リンチェン師に師事、仏教を学ぶ。ダライ・ラマ法王をはじめとするチベット高僧の講義や講演の通訳を務め、2000年以来、法王来日時の通訳も担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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非実在の構想

1
智慧と慈悲が合一する究極の菩提心(=空)に到るまでの階梯を述べる。説一切有部・唯識派・中観自立論証派・中観帰謬論証派・(密教)と教判となっており、それがそのまま菩提心への階梯になる。論理で突き詰められない一点まで論理で突き詰めて行くので、途中までは理解できて腑に落ちる。教判が空海のそれと一致(華厳・天台が含まれてないが)していて面白い。2018/12/19

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