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いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ
吉田松陰『留魂録』

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800910493
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

『留魂録』は僅か五千数百字にすぎないが、そこには“魂魄の叫び”とも称すべき激烈な遺志がある。

目次

第1部 『真筆・留魂録』現代語訳(『真筆・留魂録』の十二の特徴;『留魂録』現代語訳;『真筆・留魂録』原文・平仮名混じり文・注釈)
第2部 吉田松陰の人と思想(人間として、師として、その人となり;松陰の主義・信条・行動理念・死生観;松下村塾と松陰の教育論;松陰の人生を左右した三つの大事件;『真筆・留魂録』の謎)

著者等紹介

吉田松陰[ヨシダショウイン]
1830‐1859年。幕末の思想家。萩藩士杉百合之助の子として生まれ、山鹿流兵学師範だった吉田家の養子となる。藩校明倫館を経て諸国を遊学。安政元(1854)年「下田事件」に失敗し投獄。萩の野山獄に移されるが、翌年免獄となり実家杉家に幽閉の身となる。その間松下村塾を開き、高杉晋作、久坂玄瑞など多くの弟子を育てる。安政の大獄により江戸で刑死した

城島明彦[ジョウジマアキヒコ]
昭和21年三重県に生まれる。早稲田大学政経学部卒。東宝、ソニー勤務を経て、「けさらんぱさらん」で第62回オール讀物新人賞を受賞し、作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

vinlandmbit

35
いつか読んでみたかった日本の名著シリーズの一冊。はかなくも死して以降、花実を咲かせる形となった代表格、吉田松陰の留魂録を原文と現代語訳の両方で読むことができます。投獄直前直後から書かれた遺書相当のものであり落ち着いた達観がにじみ出てくる印象。きっとその先を見たかったんだろうなと、そこから十分な時が経った自分からしても感じ取れるものがあります。。2019/08/04

Tadashi_N

23
何かを成し遂げる人達の師は、本当にかけがえのない存在。松陰先生と呼ばれる理由もわかる。2019/05/06

ひろ☆

21
吉田松蔭が処刑前に残した遺書。30歳で生涯を終えるまで、恋愛もせず、ただただ日本のことを考えて、行動した人生。死しても影響があるのは、やはりカリスマ。2014/12/20

18
「至誠」真心を尽くせば、必ず伝わる。酒タバコ女をせずに、日本国の為に30年間の全てを捧げた吉田松陰にぴったりの言葉であった。ペリー来航の際密航に失敗し処罰され、安政の大獄で斬首されても弟子達に魂は受け継がれ、明治維新に進んでいく。「かくすればかくなるものと知りながら已むに已まれぬ大和魂」こうするとこんな結果になるとわかっていても、自分の中に宿る大和魂がやらせるのだ。師であった佐久間象山の「武士たる者は過ちがないことを誇るべきでない。過ちを改めることが大事なのである」という言葉も良かった。2021/01/18

めん

6
過去私が目にした本を含めた媒体での吉田松陰は、重要な脇役だったが、留魂録は「いつか読んでみたかった」。本書は初心者の私にもわかりやすかった。/•松陰の座右の銘は「至誠」•松陰が毛利敬親に宛てた上書「誠ということについては『中庸』が明らかにしております。〜、実現するには三つのことが必要で一つ目は実行、二つ目は専一、三つ目が継続」•獄中からの高杉への手紙「死ぬことによって大志を達成できるなら、いつ死んでもかまわない。生きていることで大業を成し遂げられるなら、生きていればいいのだ」/松陰をもっと知りたい。図書館2018/11/13

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