内容説明
この本は日本の子どもにぜひ読んでほしい。平安時代から江戸時代まで日本の子どもたちはみんな『実語教』を読んでいた。日本人千年の教科書、寺子屋教育の原点。
目次
世の役に立つ人になろう―山高きが故に貴からず
人を見た目で判断することはやめよう―人肥たるが故に貴からず
お金よりも智恵を残そう―富は是一生の財、身滅すれば即ち共に滅す
人も宝石も磨かなければ光らない―玉磨かざれば光無し。光無きを石瓦とす
毎日学ぶことが一番大事―倉の内の財は朽つること有り
相手を思いやる心を持とう―兄弟常に合わず。慈悲を兄弟とす
志を立てて学ぶ―四大日々に衰え、心神夜々に暗し
むかしの人に負けないぞ―かるが故に書を読んで倦むことなかれ
自分から積極的に学ぼう―師に会うといえども学ばざれば
繰り返しのすすめ―習い読むといえども復せざれば〔ほか〕
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
昭和35年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。