内容説明
「加藤清正」や「熊本城」「辛子蓮根」でイメージされがちな熊本県―。しかし、熊本県域は日本一の装飾古墳数を誇り、古くから文化先進地だった。古代にはヤマト政権の古代山城「鞠智城」が築かれた軍事的拠点であり、鎌倉時代には蒙古襲来で肥後御家人が活躍、南北朝期には南朝・菊池氏が北朝と激闘、戦国末期には阿蘇・菊池・相良氏に代わって加藤清正が登場する。江戸時代には加藤・細川家の「肥後藩」が外様大藩として栄え、近代には西南戦争の岐路となった熊本城攻防戦が展開された。本書では、魅力あふれる意外な熊本県の歴史を紹介する。
目次
第１章 熊本県の古代
第２章 熊本県の鎌倉・室町時代
第３章 熊本県の戦国時代
第４章 熊本県の江戸時代
第５章 熊本県の近代
あなたの知らない熊本県の歴史資料篇
著者等紹介
山本博文［ヤマモトヒロフミ］
１９５７年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。文学博士。東京大学大学院情報学環・史料編纂所教授。専門は近世日本政治・外交史。『江戸お留守居役の日記』（読売新聞社、のち講談社学術文庫）で第４０回日本エッセイストクラブ賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Akihiro Nishio
17
来月の熊本出張に向けて予習。古代から太平洋戦争まで、近畿を中心に語られる有名な戦いも、九州では別の展開していたことを知る。南北朝に、元寇、朝鮮出兵と見どころも多い。観光は、やはり加藤清正関係になるかな。次は小説で何か読もう。西南戦争が良さそう。2018/04/22
雨巫女。@新潮部
11
《私－図書館》 熊本の歴史がわかる。古代のことがあまり知らなかったから、勉強になりました。2013/09/15
8008
1
読みました。2013/05/28
茶田
0
偏りなくいろんな時代を取り上げていて好印象でした。2014/01/05
