歴史新書
あなたの知らない宮城県の歴史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800301215
  • NDC分類 212.3
  • Cコード C0221

内容説明

「伊達政宗」や「仙台」「青葉城」「笹かまぼこ」でイメージされがちな宮城県―。しかし、松島湾は「貝塚の宝庫」であり、宮城県は縄文時代から開けていた。古代には東北経略のために朝廷の役所「多賀城・多賀国府」が置かれ、鎌倉・室町時代には、北畠顕家の「陸奥将軍府」が足利政権を脅かし、戦国時代には鎌倉以来の名家大崎氏・葛西氏が伊達氏としのぎを削った。江戸時代には“奥州の覇王”伊達政宗の「仙台藩」が外様雄藩として栄え、近代には東北帝国大学が設置され、「産学協同」の成果をあげた。本書では、魅力あふれる意外な宮城県の歴史を紹介する。

目次

第1章 宮城県の古代
第2章 宮城県の鎌倉・室町時代
第3章 宮城県の戦国時代
第4章 宮城県の江戸時代
第5章 宮城県の近代
あなたの知らない宮城県の歴史資料篇

著者等紹介

山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。文学博士。東京大学大学院情報学環・史料編纂所教授。専門は近世日本政治・外交史。『江戸お留守居役の日記』(読売新聞社、のち講談社学術文庫)で第40回日本エッセイストクラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めぐみ

3
仙台を離れて暮らすにあたって購入したものの、予想外に硬い…。歴史好きには面白いのだろうか。流し読み程度で断念し、辞書的な存在として本棚に置くことにした。2014/05/05

大喜多さん

2
宮城県と言えば仙台、自分の中の宮城県は伊達なのですが、数多い貝塚や古墳、古代より歴史があると改めて感じました。江戸時代の記載が最も面白く読みましたが、一番印象に残ったのが、明治から昭和にかけて鹿島台村長(現在の大崎市の一部)を務めた「わらじ村長」こと、鎌田三之助。水害防止と新田開発のため、村内の沼の干拓に生涯を捧げるとともに、貧困対策として村政だけでなく村民の借金整理にあたる。自分の給料は返上。偉人はいるんだなぁ。2021/12/25

kama89

2
面白かった。この著者の歴史物はとても読みやすいです。そして奈良の大仏に使われている金は宮城県涌谷町のものを使っているなど、伊達藩の参勤交代についてや伊達政宗の最期の夜についても書かれていたり、色々勉強になり面白かった。2019/12/06

mushagumi

1
知っているつもりだったが、幕末(戊辰戦争より前)の話は知らないものが多かった。2017/06/03

rbyawa

1
g012、この手のシリーズはちょっと警戒していたんですが、「江戸三〇〇藩」のシリーズが良かったので手に取りまして、うん、それぞれの時代は短いながら2ページずつでしっかり説明されていてとても良かったです。というか陸奥国多賀城から各政権との関わりとそのだいたいの地位を語り、大雑把に伊達家がこの地に来たことで完成、と言っていいのかな。そこからあとの時代はちょっと駆け足で、現代は産業や土地の気質のさらっとした内容。タイトルの通り「県の歴史」近代以前が主というところでしょうか、やっぱり江戸時代は分割統治してたのね。2016/02/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6455395
  • ご注意事項