真実の日米開戦―隠蔽された近衛文麿の戦争責任

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800269669
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0020

出版社内容情報

新進気鋭の憲政史研究家である倉山満が日米開戦の真実に迫ります。いったいなぜ日本は戦争しなければならなかったのか。1910年代からの国際状況と日本の政治状況を分析しながら、何が起こっていたのか明らかにします。憲政の王道を行く政党政治、コミンテルンのスパイの暗躍、自由主義者の欧米追随、右翼国粋主義者の動きなど、いままでの自虐史観や陰謀論を超えた世界を俯瞰した一冊です。そして、そのすべてに関与し、時には戦争推進者になった近衛文麿という存在とはなんであったのか。いままでどの歴史家も踏み入れなかった真実に迫ります。

内容説明

米開戦なぜ賢い日本人が愚かな選択をしたのか!?誰も書かなかった日本近現代史のタブー。初めて明かされるリベラルと平和主義の大罪!

目次

序章 怪物政治家・近衛文麿を現代に問う(かつては日本は賢い国だった;欧州大戦とウッドロー・ウィルソン ほか)
第1章 青年貴族・近衛文麿(アジア主義の源流;近衛の反米思想 ほか)
第2章 リベラルと平和主義者が日本を滅ぼした(革新右翼の台頭;腹切り問答、流産内閣、食い逃げ解散 ほか)
第3章 日本を地獄に落とした近衛内閣(一九三九年の国際状況;日独伊三国同盟と独ソ不可侵条約 ほか)
第4章 対米開戦を避けられなかった間抜けな理由(第三次近衛内閣と日米交渉;南部仏印進駐 ほか)

著者等紹介

倉山満[クラヤマミツル]
1973年、香川県生まれ。憲政史家。1996年、中央大学文学部史学科を卒業後、同大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程単位取得満期退学。その後、大学講師やシンクタンク所長などを経て、著述業の他、インターネット上で大日本帝国憲法を学ぶ「倉山塾」、毎日YouTubeで配信している動画番組「チャンネルくらら」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミナ

14
なんでアメリカと戦争することになったの?といった疑問もすっきり解決!しかし、当時の日本の政府、軍上層部は何を考えてるんだか……という感じ。今も不穏な情勢の中、より一層力も知恵もない日本が生き残るにはやっぱりここを学ばび、活かさなければならないのだろう。2018/04/25

hdo obata

10
著者渾身の日米開戦の原因究明の書である。この戦争をもっとも望んだのは、ルーズベルトである。戦争の結果もっとも裨益したのは、ソ連と中共である。結果から見ると米国は中ソのために戦争をしたのである。しからばルーズベルトはコミンエルンのスパイか?今のところそれを裏付ける歴史資料はない。だとすれば、彼は狂人か?なぜなら米国の国益(利権といっていいか)にほとんど関係のない中国問題に容喙し、日本との戦争を望んだ。米国の青年の血を流し、国富を傾け戦争を遂行した。この「狂人」の振舞に合理的な説明は難しい。2019/05/25

KAN

6
陸軍と海軍の不和はよく知られているところだと思うが、戦前の日本は左翼、国粋主義者、右翼、国際協調派、共産主義者、官僚、と様々な個人が合従連衡しながら誰も意図しない日米開戦に突き進んでしまったのだ、と思う。当然ながらそれは免責ではなく、そこにこそ日本としての戦争)責任を感じていかないといけないと思う。この歴史的教訓を今ほど見つめ直し活かしていくことが要求されている時代はないと思う。2017/12/24

Naoki Maeda

3
この本を読んで、政治の失策こそが先の大戦の惨禍の原因だと思った。右の聖戦論や左の征服論がトンでも過ぎることも分かる。左右上下のチャート表は面白くしっかりとした裏づけがある。表題の近衛文麿だが、4重人格とという小説ありそうにない展開をしっかりと説明した点もよい。2019/01/09

光太郎

2
ルーズベルト狂人説2021/05/27

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