このせちがらい世の中で誰よりも自由に生きる―自己啓発の到達点「老子」「荘子」の考え

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800245694
  • NDC分類 124.2
  • Cコード C0011

内容説明

頑張らない、欲張らない、ひけらかさない、あえて何もしない。対話形式で「老荘思想」を学ぶ。

目次

第1章 いつか必ず負けるあなたへ(「こんなはずじゃなかったのに」;欲望を持ち過ぎると ほか)
第2章 水のように生きる(理想の姿は、水;よきリーダーとは? ほか)
第3章 言葉をつむぐほど真実から遠ざかる(無用な大木にも役割がある;虎や豹が狩られる理由は? ほか)
第4章 濃密過ぎる人間関係は長続きしない(泥のなかにいる自由;「ありのままに」を体現する鏡 ほか)
第5章 世界の始まりを知り、終わりなき日常を生きる(神とは違う「道」とは?;ありのままに育む「徳」 ほか)

著者等紹介

湯浅邦弘[ユアサクニヒロ]
1957年、島根県生まれ。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。北海道教育大学講師、島根大学助教授、大阪大学助教授を経て、大阪大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

22
老荘について、わかりやすく解説した本でした。小説仕立てというか、ちょっとした喜劇風の物語から、40代の悩めるサラリーマンが、老荘の思想に触れて肩の力を抜く方法、生き方を知るみたいな内容。老子のあり方をひとつの方向から照らしてくれるので、勉強になりました。対話方式なので、読むほうも気取らずに読めて、共感したり、不思議に思ったりしながら老子に触れることができました。しかし、謎の老人の正体について、せっかくだから触れてくれればいいのにと思ったりもする。道教的な答えを期待してしまう。2017/11/28

クサバナリスト

13
以前NHK『100分de名著』の『菜根譚』放送の際のミニドラマの設定のような内容。分かりやすかった。2016/03/17

Tenouji

8
ん~、これは合わなかった…環境適応が精いっぱいで、内省力がなさそうな人に老荘思想を説いてもねぇ。牛に対して琴を弾ず2017/12/29

Suzu

3
頑張らなくていいという老師の思想はブレーキに例えられる。人はいつか必ず負ける。その時頑張らなくていいという考え方を持っていれば行き詰まる前に自分の心をある程度整理ができる。また人間関係について優れた人間は一見水のような淡白な付き合いしかしないが、だからこそ長く付き合いことができると言っている。荘子は一般的な価値観を人間独自の基準による勝手な判断に過ぎず世俗の価値観を批判している。誰よりも自由に生きるとはそういった俗世の価値判断に縛られ振り回されている自分を解放しなさいということかなと感じた。2017/10/01

徒花

3
たぶん『嫌われる勇気』を意識して作られた本。ただ、老荘思想というテーマは昔からあったし、それらの類書と比べてすごく分かりやすいわけでもない。ストーリーに沿って解説していくので読みやすくはあるが、肝心な説明部分がちょっと不足気味で、結局、深い理解まではいたらなかった。あと、個人的にはじいさんの正体が分からないまま終わるのもちょっと不満。完全に正体を明かすまでとはいかなくても、せめて世俗の人か、そうではないのかを匂わせるような別れ方をして欲しかった。とはいえ、そんなに悪い本でもない。2015/10/22

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