• ポイントキャンペーン

百田尚樹『殉愛』の真実

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800237545
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0095

内容説明

たかじん最後の741日―後妻・さくらは天使だったか?元マネージャー、前妻、家鋪ファミリーが証言。“純愛ノンフィクション”の疑惑を徹底解明!

目次

プロローグ 殉愛騒動のてん末―百田尚樹の暴走
第1章 『殉愛』の嘘―元マネージャーが語った「最後の741日」
第2章 『殉愛』に貶められて―たかじん前妻の述懐
第3章 『殉愛』が汚した“歌手やしきたかじん”
第4章 後妻「さくら」という生き方 前編
第5章 後妻「さくら」という生き方 後編
第6章 たかじんのハイエナ―関西テレビ界の罪
第7章 週刊誌メディアの作家タブー
エピローグ 作家「百田尚樹」終わりの始まり

著者等紹介

角岡伸彦[カドオカノブヒコ]
1963年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部を卒業後、神戸新聞記者などを経てフリーライターに。『カニは横に歩く―自立障害者たちの半世紀』(講談社)で第33回講談社ノンフィクション賞受賞。『ゆめいらんかね―やしきたかじん伝』(小学館)で第21回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞

西岡研介[ニシオカケンスケ]
1967年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒。『神戸新聞』『噂の眞相』『週刊文春』記者などを経てフリーランスの取材記者に。『マングローブ―テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実』(講談社)で第30回講談社ノンフィクション賞受賞

家鋪渡[ヤシキワタル]
1955年大阪市生まれ。関西大学社会学部中退。兄、やしきたかじんの影響で音楽のプロを目指すが、たかじんの歌を聞いて自分とは格が違うと断念。77年父の経営する会社に入社。94年に倒産するがスポンサーが現れ再建。97年社長就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

修一郎

90
殉愛反駁本というフレコミだが,それは前半で後半は芸能人版後妻業ドキュメンタリという構成だ。前半はまぁそうだろうな,そりゃぁ後攻が有利に決まっている…と楽しくもない文章,後半は一転後妻業人生レポートだ。「後妻業」や「京都後妻業事件」を彷彿させるようなことが,芸能人妻で起こった。そっち側につかざるを得なかった関西のTV局,出版社は,うまく立ち回れずに下手を打ったと思っていることだろう。百田氏は地雷を踏んでしまったが,その後の彼を巡る騒動を見ればそういう素地があったということ。小説を凌駕する現実…がまたひとつ。2015/08/03

starbro

89
昨年末に『殉愛』を読みましたが、これに全面反論している本書を読まないのは片手落ちなので読みました。各々の主張の真実性を検証することは私には不可能ですが、8:2程度の割合で本書が真実に近いのではないかと考えます。それにしても10億円以上の遺産と利権があると魑魅魍魎が群がってくるものですね。司法裁定もありますが、一層のこと「後妻業」を書いた黒川博行に両方を徹底取材いただき、「百田尚樹『殉愛』の真実の信実」を出版して欲しいと思います。こうした本を出版する男気のある出版社は果たして日本に存在しているのでしょうか?2015/06/21

ハイランド

85
これは呪いの本です。読んだ感想をネットにアップすると、ある日裁判所から損害賠償訴訟の訴状が届くという・・・おや、誰か来たようだ。(閑話休題)無償の愛を貫いたヒロインのはずが、流行語にもなった「後妻業」の金の亡者であることを暴いたというドキュメンタリー。真実は奈辺にあるのか、その辺はあまり興味がないのだが(もともとやしきたかじんなる人物をほとんど知らない)ネットの強さそして怖さを感じさせる一冊。なにしろさくらなる人物の過去がネット民により白日の下に晒されたのである。ちなみにこの事件は「現在進行形」である。2015/11/16

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

63
あえて今読むこんな本。しかし面白い事この上ない。ご存じ百田尚樹がやしきたかじんの最後の妻・家鋪さくらを聖女の如く書いたベストセラーノンフィクション『殉愛』。私は未読だが『殉愛』を元にした『金スマ』をテレビで観た。感動的な内容だった。しかしその『殉愛』が嘘八百である事を全力で暴いたのがこの本である。百田尚樹の甘さはもちろんだが、恐ろしいのは家鋪さくら(旧名、S・Y子)である。本書の『後妻「さくら」という生き方』を読めばその恐さがよくわかる。さくら氏には壇蜜の名言「リア充なんて幻想だから」を噛み締めてほしい。2017/06/01

再び読書

61
読んで不快感の残る書物でした。本来このような本が出版されない事が望ましい。これだけ2冊の本で印象が違うさくらという人も理解し難い。しかし、この本が出るという遺族との確執を残した事は家鋪隆仁が一番、あの世で悲しんでいるであろう。読んで不快感が募る時間を過ごしました。「殉愛」が、ノンフィクションでは無い事だけは理解出来ました。一方的な目線で創作された出来の悪い小説だったのがわかる。百田尚樹氏は作家としては、楽しい時間を過ごさせてくれた作家なので残念に思います。ここまで書かれるネタがある事に驚きを禁じ得ない!2016/08/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9503471
  • ご注意事項