母に縛られた娘たち

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母に縛られた娘たち

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800233240
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0077

出版社内容情報

あなたが女性としての「生きづらさ」を感じているとしたら、その一因は「母の呪縛」かもしれない――。
ベストセラー『他人を攻撃せずにはいられない人』で、攻撃欲の強い人の精神構造を分析し、戦い方・逃げ方を示唆した著者が今回取り上げるのは「娘を支配し、束縛する母」。「他人」とは違って、正面から戦うことも逃げることも難しいのが家族。中でも親密で、愛情も憎悪も濃い「母と娘」の葛藤を掘り下げ、娘がその束縛を逃れて自分自身の人生を生きるための処方箋を示す。
母に、そして祖母に縛られた娘であったという著者自身の体験の詳細な分析に加え、「『早く結婚しなさい』と母に言われるたびに頭痛がする」「60代の母に『低脳!』と暴言を吐いてしまう」「すぐに怒鳴る厳しい母がイヤだったのに、自分も娘を怒鳴りつける母親になっている」など多数の事例を紹介。なぜそのような葛藤が起きるのか、母親との関係をどう変えれば悩みを軽減できるのかを解説する。
「もし、娘が母を全面的に憎むことができたら話は簡単です。ところが、そうはいきません。娘は母を愛してもいるのです。」「最近の母は巧妙です。口では、子の自由・個性を尊重すると言い、一見物わかりのいい態度を取ります。そして、『お母さんはあなたのことを考えているのよ』『あなたのためにいろいろな犠牲を払っているのよ』などと罪悪感をかき立てる言葉を並べ、娘を押さえつけるのです。」などの記述は、母に対して愛憎がないまぜになった複雑な感情を抱くすべての「娘」に強い共感を呼ぶ。
母娘関係に悩んでいる女性はもちろん、なんとなく気分が晴れない原因が「母」にあるとまだ気付いていない女性にも必読の1冊。

内容説明

「自分」を殺してきた全ての娘たちへ。なぜ、私は満たされないのか…原因は「母」との関係に!

目次

第1章 家族による支配
第2章 なぜ「母娘関係」は難しいのか
第3章 どんな母娘が危ないのか
第4章 実例 母から逃げ出せない娘たち
第5章 母の呪縛から逃れる処方箋
第6章 まわりの人にできること

著者等紹介

片田珠美[カタダタマミ]
1961年広島県生まれ。精神科医。京都大学非常勤講師。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。人間・環境学博士(京都大学)。フランス政府給費留学生として、パリ第8大学でラカン派の精神分析を学ぶ。臨床経験にもとづいて心の病の構造を分析。精神分析的視点から、社会の根底に潜む構造的な問題も探究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青蓮

101
読友さんのお勧めから。自分にとって一番身近な存在であるはずの「母親」からの支配ほど辛いものはない。私も散々母親から支配され、傷つけられ、搾取され続けた。本書はそんな「娘たち」を母親の「呪い」から解き放つために書かれた本。本書と照らし合わせてみると、私の母親は「自己愛」が異様に強いことが解る。そして私を「生け贄」にすることで均衡を保っていた歪んだ「家族」の形が浮き彫りに。母親を変えることは不可能だと著者は言う。変えられるのは自分しかない、と。心理的な「母親殺し」を経験する事で支配を乗り越えられると信じたい。2016/04/02

も ち@病気療養入院中のためオヤスミしています。

29
手に取って、数ページ読んだ時は「自分には当てはまらないかな」と思った本。でも読み進める手が止まらない。読み進めるほどに思わず「うっ」っとうなってしまう言葉が数々ある。「親に縛られた」では無く、「母に縛られた」という部分は大きい。母親だから難しい。娘だから難しい。女性同士だから難しいのだ。やはり「母親を変えることはほとんど不可能」という言葉が重く肩にのしかかる。でも希望はある。自分の生き方を変える道はある。必ずあるので、どんな状況の人にも諦めないで欲しい。きっと、もっと生きやすくなるはずだ。2016/03/23

アイアイ

23
生き方について学ぶとき、見本になりうる人は少なく身近にいる人間から学ぶ。 そして女性にとって強い影響を与えるのは、その母親。精神科医で自らも祖母や母から縛られて 育った著者が様々な依存の母と娘のケースを紹介。愛憎一如あざなえる縄である関係は父親不在の家庭で起こりやすい。 家庭の中で、娘を救えるのは父親であると呼びかけ、いないなら自分の代で不の連鎖を食い止める努力が求める。 娘の実害になる親、どの家でも起こり珍しくなかったんだなぁ。▽図書館2015/11/08

caramel

15
芸能人の母娘関係とか、想像で「こうだったのかもしれない」みたいな記述が結構あり、それは本人に聞いてみなければ分からないことだし少し失礼なんじゃ…と気になる部分はあったけど、概ねこの本の実例なども自分に当てはまる事があったりして参考になりました。ただ同系統の本は他にも読んでいるので、取り立てて物凄くためになったという事もなかったのが少し物足りなかったです。2022/09/09

kiho

15
知らず知らずのうちに…という見えない母親の縛りは、案外多いものなのかもしれない⭐それはある意味、愛情の深さの変化形ともいえるし、真っ向から否定するのが難しかったりもする…子供の側の自立意識、互いの距離感、日常のあり方…見えないものに気づかせられる一冊!ですが、ちょっと過剰に思えた部分も…。2016/06/12

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