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振り込め犯罪結社―200億円詐欺市場に生きる人々

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800218971
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0036

内容説明

「捕まるのは末端だけ。金主は絶対に、捕まらない」暴力制裁、関東連合との関係、資金洗浄と詐欺マネーの行方…振り込め詐欺10年の興亡を追った衝撃のノンフィクション。

目次

序章 オレオレ詐欺の萌芽
第1章 若年化する詐欺現場
第2章 天職・振り込め詐欺プレイヤー
第3章 番頭格から見た景色
第4章 下克上
第5章 詐欺組織の生存競争
第6章 詐欺マネーの行方

著者等紹介

鈴木大介[スズキダイスケ]
「犯罪する側の論理」「犯罪現場の貧困問題」をテーマに、裏社会・触法少年少女らの生きる現場を中心とした取材活動を続けるルポライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

25
暴力的な話は苦手。あとがきにあるように貧困が犯罪を招く2014/06/08

もちもちかめ

19
日本のどこかでこの本を書くべく色々インタビューして調べ物してる著者がいる。その事に敬意を。裏稼業人というけど、この物語を読んで思ったのは、こういうスタンスで仕事してる人けっこう多いな、周りでも。会社には属してマトモな仕事してるけど、スタンスは自営業みたいな。裏の。つるまないし。大きな気付きを得ましたです。2016/12/01

りり

18
本に書かれているのは日本語なので、誰にでも読める。ただ私がこの前に読んだ松谷みよ子の『ふたりのイーダ』も日本語だ。二冊の本の間にある溝は永遠に埋まらないだろうと私は感じた。これが今の日本の現実の一部というのなら、アベノミクスとかは全部スカスカだと思うっていうか、政治家とかって何を見て景気回復とか言っているんだろう。人々が考えている現実が根本の所からズクズクに崩れていく音が聞こえる気がした。もう騙すとか騙されるの域を超えてると思うのは私だけなのだろうか?2015/03/21

Kikuyo

16
完全に会社組織。どこぞのビジネス誌に紹介したいような管理・人材育成・人心掌握。詐欺プレイヤーは訓練によってどんな仕事でもやれそうな若者。振り込め犯罪は歪んだ日本の貧富、格差を調整しようとする自浄作用というのは言い過ぎだと思うが。貧しい国日本の闇は思ってたより恐ろしかった。それにしても犯罪は犯罪。2022/03/13

ミズグ

14
ヤンキーコミックを彷彿させるスリリングでエキサイティングな物語で実に興味深いノンフィクションだ。 なかでも面白いのがストーリーの主軸である金主の詐欺行為への動機付けだ。責任をもってやり遂げ組織化する。まるで株式会社だ。どう考えようと決して行為は正当化できるものではないが、現在日本が抱える格差社会、社会的弱者への福祉の偏重など真の闇の深さを感じた。2014/05/08

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