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小池龍之介さん、煩悩ってどうすればいいんですか?

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800202550
  • NDC分類 188.74
  • Cコード C0011

内容説明

刺激、お金、性欲、快感、怒り、嫉妬、支配欲、自己実現欲、妄想…。俗世を代表してテリー伊藤が“悟り”への道筋を探った超絶問答!

目次

第1章 煩悩を突き詰めよ!(煩悩は「捨てる」ものではない;強い健康志向は毒になる ほか)
第2章 幸せの法則(快感は使い回しできない;幸福を感じるツボ ほか)
第3章 人間、悟ってしまっていいものか?(「さとり」世代は防衛本能から生まれた;何も求めないのは悟りではない ほか)
第4章 終わりなき男と女の関係(異性への妄想から目を覚ます;馬脚を現わした男たち ほか)
第5章 正しい生き方はない(世界に正義はない;心を楽にする生き方 ほか)

著者等紹介

小池龍之介[コイケリュウノスケ]
1978年生まれ、山口県出身。月読寺住職、正現寺住職。東京大学教養学部卒。2003年、ウェブサイト「家出空間」を立ち上げる。正現寺(山口県)と月読寺(鎌倉)を往復しながら、自身の修行と一般向けに坐禅指導を続けている

テリー伊藤[テリーイトウ]
1949年生まれ、東京・築地出身。早稲田実業学校高等部を経て日本大学経済学部に入学。卒業後、テレビ制作会社に入社。「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」「ねるとん紅鯨団」などのヒット番組を手がけ、一躍注目される。現在は演出業のほか、プロデューサー、タレントとしてマルチに活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

190
テリーさんの、人はみな孤独死だという話…見舞いに来た友人達が目配せして帰る話に、家族も同じだと思った。小池さんが過食症だった時の、よく嚙んで食べることに専念し、食べ物の解像度が上がっていく話も興味深かった。この人はどんな質問にも冷静にさらっと答えるが、浮世離れしているわけではなく、何かを地道に積みあげてきた人という印象だ。私には煩悩という見方そのものが新鮮で、そこから行為や観念が違って見えるのに目を瞠った。一方、若者や教育を巡るお二人の話は鋭いなと思いつつも愚痴に聞こえる所が多少あり、それはそれで面白い。2022/05/25

ぱんにゃー

100
【ちょっと考えれば解ります(笑)】 「(テリー)60歳過ぎても、ぜんぜん煩悩がすてられないんです。(小池)「煩悩を捨てたい」というのが、そもそも煩悩なのです。」 余談:座禅で「無心を求めたら無心じゃない」(^^♪/それはさておき、『一方では、「成熟した人間として穏やかでいたい」と思い、他方では「未熟なまま、情熱的でありたい」と思う。』私も、この葛藤が数年続きました。 (今は「1粒で2度美味しい」という感じ?♪)2015/09/22

きゃんたか

17
恋やら仕事のありきたりなお悩み相談に、清潔感漂うインテリ僧侶が淡々と答えてくれる。お二人の親しみやすい人柄なども相まって、肩肘張らずさくさく読める良本。瞑想はあえて10カウントで区切り、目標を据えずに続けるというアドバイスは思わず唸った。他にも「さとり世代」は自分を傷つけたくない煩悩が強いだけとか、男は本来弱いという指摘も、小賢しい理念や妄念に囚われない生き方を心得た僧侶ならでは、鋭い知見が随所で光る。仏教徒ではないためか、「世界に正義はない」と言い切る辺りは流石に気になるが。2021/07/14

文章で飯を食う

16
長い間、気になっていたので、酔った勢いで、アマゾンで発注。テリーさんの煩悩を小池さんが丁寧に解読していく。面白かったのは、食べることに集中していると、もう、このまま死んでも良いと思える、と言う話。自意識をなるべく減らして、没頭すれば幸福は得られること。小池さんがお団子を作ってお花見に行く話も良かった。欲望に振り回されず、平穏な日々に、ちょっとした幸福感。もっともっとの欲に駆られると、手に入れても、味合う事ができず、さらにもっともっとの餓鬼道が待っているのね。2018/02/10

さく

9
テリーさんはもう煩悩のままに生きれば良いじゃないか、と言いたくなる。そこを小池さんは煩悩があるのは苦しみの元だから上手にバランスをとった方がいいですよと返す。優しい。毎日同じ服を着るのが楽(小池)というのはなんだかつまらないと思うし、60歳でもまだモテたい(テリー)というのはギラギラしてんなと思う。この本は両極端の二人の対話なわけで、自分はどっちでもない、そういう己よなぁと。2018/08/02

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