ディスカヴァー携書<br> 辞書に載る言葉はどこから探してくるのか?―ワードハンティングの現場から

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ディスカヴァー携書
辞書に載る言葉はどこから探してくるのか?―ワードハンティングの現場から

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  • サイズ 新書判/ページ数 287p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784799314333
  • NDC分類 813.1
  • Cコード C0281

内容説明

「ワードハンティング」とは、獲物をねらうハンターのように、「まだ辞書に載っていないことばはないか」「意味が変わってきたことばはないか」と、ことばを探すこと。著者は、本や新聞・雑誌、テレビやインターネットから新しいことばや用例を探すのに飽き足りず、「街の中のことば」を調べようと、デジタルカメラを持ってワードハンティングに出かけた。それぞれ特徴ある24の街で、看板やポスター、値札などから生きたことばを採集、撮った写真は3000枚超に。本書ではそれらの中から選りすぐりのことばを紹介。常に変化していく日本語の最先端の様子を生き生きと伝える。

目次

1 流行を発信する街
2 ふだん着の商店街
3 昔の面影を残す街
4 混沌と熱気の街
5 高層ビルのある商業地区
6 都心を離れた街

著者等紹介

飯間浩明[イイマヒロアキ]
1967年、香川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。同大学院博士課程単位取得。専門は日本語学。『三省堂国語辞典』編集委員。国語辞典の編纂のため、新聞・雑誌・書籍・インターネット・街の中など、あらゆる所から現代語の用例を採集する日常を送っている。早稲田大学などで非常勤講師。クイズやディベートなどを取り入れた独自の文章指導を十年以上続ける。NHK Eテレ「どうも!にほんご講座です。」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobuko Hashimoto

21
楽しい本です。著者は『三省堂国語辞典』の編纂者です。街歩きをしながら、看板やPOPに使われている言葉を拾って歩く(=用例採集)様子をユーモアたっぷりに書かれています。三省堂は、広く使われていれば新しい言葉も積極的に辞書に載せる方針で、その編纂者である著者も、言葉の変化や誕生を楽しんでいるのが伝わってきます。同じ著者の光文社新書『辞書を編む』と、三浦しをん『舟を編む』もおすすめです。2014/11/24

ともひろ

17
ワードハンティングをどうしているのか。東京の街を散策しながら、言葉を探していく。普段、何気なく見過ごしている看板や宣伝に新たな言葉を発見していく楽しさ。言葉は時代とともに変化し、また新たな言葉を生み出していくのだと本書を通して実感しました。この夏は国語辞典に関連する本をテーマに読書しましたが、今まで興味がなかったぶん新鮮さがありました。2017/09/01

キャラメルベイベー@道北民

12
舟を編むで注目された仕事をしている方のワードハンティングの様子がわかりました。2017/08/10

のり

9
映画「舟を編む」を観て国語辞書を作る仕事に興味を持ちました。街の中で見かける言葉の意味、使い方、表記の仕方、言葉の由来など深く考えたことはありませんでしたが、その多様なおもしろさが少し見出せそうな気がしました。いくつかの辞書を比較して、載っている言葉や説明の仕方がどのように違うのか見てみたいです。2015/11/19

ふなこ

7
題名の通り、辞書を編纂する方が街を歩いて新しい言葉を探す。普通に使っているのに辞書に載っていない言葉ってこの世にはたくさんあるんだな。「まるっと」が方言だったというのが面白かった。方言でも全国に広まれば辞書に載るらしい。秋田出身の私としては「うるかす」「ながまる」「がりっと」あたりが流行ってほしい。最近はTikTokやインスタでどんどん言葉が生まれるんじゃないだろうか。編纂者はどうしているんだろう。2024/01/29

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