内容説明
3大標準治療、外科療法、化学療法、放射線治療に続くまったく新しい「免疫療法」とは何か?延命のためだけの治療ではない患者とその家族にやさしい医療のあり方を提言する!
目次
第1章 がんとはどんな病気か?(自分の細胞が異常をきたしたのが「がん」;「再発」をもたらす「浸潤」と「転移」 ほか)
第2章 免疫とは何か?(病気から身を守るために備わった「免疫」の仕組み;免疫の仕組みに学んだ「ワクチン」;免疫はあらゆる生物に備わってる ほか)
第3章 五つの免疫細胞をパワーアップさせてがんに勝つ!(がんを退治する連携プレー;1種類の免疫細胞だけでは不十分!;「5種複合免疫療法」の治療成績 ほか)
第4章 私ががん治療を目指す理由(免疫との出会いは学生時代に見た新聞連載;血液からリンパ球だけを取り出す技術を開発;第一人者の先生と接したことが財産に ほか)
第5章 対談「私たちが目指すがん治療」(初対面の日に意気投合;医療は「サイエンスに基づいたアート」;がん治療がビジネスになってはいけない ほか)
著者等紹介
倉持恒雄[クラモチツネオ]
1970年、東京大学医科学研究所。1971年、米国ミシシッピ大学医学部留学(文部省留学生)、その後、カナダ・モントリオールマギール大学ロイヤルビクトリアホスピタル・クリニカルフェロー、オレゴン大学内科学・免疫部門助教授。帰国後、聖マリアンナ医科大学内科学講師・助教授、大学病院免疫科科長を経て、現在に至る。医学博士。専門細胞免疫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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