ディスカヴァー携書<br> 医者ムラの真実

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ディスカヴァー携書
医者ムラの真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 340p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784799313992
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0236

内容説明

『博士漂流時代』で科学ジャーナリスト賞受賞の著者が自ら身を置く医療業界のマスコミが書かない問題を衝く!

目次

第1章 誰が医者になるべきか(医学部人気が止まらない;医学部には医者家系出身が多い;医師は多彩な生き方もでくる―めずらし医たち ほか)
第2章 パンダと病理医―知られざる医師不足(父が解剖された日;治療のチェックをする医者が足りない;病理医の仕事 ほか)
第3章 取っても食えない博士号と基礎医学の危機(「医学博士」は存在しない?;医学博士は簡単?;医学博士量産のカラクリ ほか)
第4章 医者ムラの住人はインテリヤクザ?(医者はヤクザのムラ社会?;全国に80の医学部;学閥ができるMかニズム ほか)
第5章 医療を変えるのは誰か(それでも医療はまわっていく;諸悪の根源か―新臨床研修制度;60歳まで生きられない―心臓外科医の壮絶な覚悟 ほか)

著者等紹介

榎木英介[エノキエイスケ]
1971年横浜生まれ。東京大学理学部卒業後、大学院で生物学の研究をしていたが、研究を医療に役立てたいと思い神戸大学医学部に学士編入学。2004年、32歳で医師免許取得。新臨床研修制度の一期生として2年間を過ごし、研修修了後病理医になる。06年、医学部在学中の研究により博士号(医学)取得。現在近畿大学医学部講師。病理専門医、細胞診専門医。著書は『博士漂流時代「余った博士」はどうなるか?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、科学ジャーナリスト賞2011受賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

18
医者ムラの真実。榎木英介先生の著書。医者ムラ、医療業界が抱える問題点をわかりやすく指摘している良書。医者ムラの問題を解決するには、部外者からの客観的な指摘や指導が不可欠に思います。2018/10/06

活字の旅遊人

15
真実衝き過ぎでしょ。大袈裟なところもありますが、概ね合ってると思います。

__k

6
(U)よい病院の見分け方とは、常勤の病理医がいるかいないか。いる病院は医療の質の向上の為にお金と時間を使っている病院と言える/好奇心によって動かされるサイエンスと使命によって動かされる医学の違い2020/05/06

Ichiro Toda

4
病理学者視点から見た医者、医療に対する提言本。筆者自身が再受験生でかつ病理医となかなか普通の経歴ではないが、それゆえ医療というものを相対化してわかりやすく書いている。参考資料も適宜細かく挙げられているのでなかなか信憑性もあり読んでいて面白い。2014/10/08

ノブリン

4
医学部に学士編入し、新臨床研修医一期生を経験後、病理医になったという医療関連本作家としては珍しいタイプ。今後の医学部の在り方や病理を始め基礎研究医不足の危機を訴えた内容だが、確かに臨床即戦力医師養成に偏った現研修医制度がこのまま続けば、将来基礎医学に進む医師は絶滅するかもしれない。第二の山中教授を目指す若者がいればいいのだが… 逆に医療訴訟を避けるために基礎に進むという時代も来るかも?2013/11/20

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