ディスカヴァー携書<br> 結局、日本のアニメ、マンガは儲かっているのか?

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ディスカヴァー携書
結局、日本のアニメ、マンガは儲かっているのか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 166p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784799313183
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0234

内容説明

「MANGA」が世界共通語として使われ、アメリカやヨーロッパでは、アニメのコスプレが日本文化として人気を集めているという。しかし、日本のアニメ、マンガは本当に産業として成り立っているのだろうか?作品の、芸術としての評価と、ビジネスとしての評価は別物である。「クールジャパン」と胸をはる日本人だが、実は、世界で儲かるコンテンツを確立しえていないのだ。作品がすばらしいのは、ディレクター(作家)の才能。作品が売れるのは、プロデューサー(統括管理者)の才能だといえる。日本はディレクター大国であり、アメリカはプロデューサー大国なのである。アニメ、マンガ等のコンテンツ産業を、外貨を稼ぐ「本当の産業」とするための知財立国への道を探る。

目次

第1章 日本のアニメ、マンガは今でも最強なのか?(世界で人気の日本アニメ、マンガ。しかし収益は期待外れ;「心」や「サスペンス」を描くアニメに驚くアメリカ人 ほか)
第2章 海外で人気のアニメ、マンガが、なぜビジネスにつながらないのか?(人気と収益がつながらないのはなぜ?;日本のアニメ、マンガの強みとは ほか)
第3章 アメリカのコミック戦略(「アベンジャーズ」に見る周到なマーケティング戦略;コミックは映画のプロモーション・ツールになった ほか)
第4章 コンテンツ産業の未来予想(コンテンツ産業とはいったい何か?;つかみどころのないコンテンツ産業の定義 ほか)
第5章 アニメ、マンガで収益を上げるには?(VPOGSOT 7段階戦略モデル;アニメ、マンガで外貨を稼ぐために ほか)

著者等紹介

板越ジョージ[イタゴシジョージ]
在NY起業家、中央大学政策文化総合研究所客員研究員。1968年東京生まれ。高校卒業後、バックパックを背負って貧困の街、内戦地区など世界35カ国を遊訪。サウスカロライナ大学国際政治学部卒業。NYの出版社に就職した後、同地で起業、多額の投資を集めて米NASDAQへ日本人最年少として上場計画をたてるも、9・11の影響などで倒産。現在は、出版、米国会社設立コンサルティング、版権エージェント、イベント事業等を手がける。NYに日本人会館を設立。中央大学大学院(MBA)、同大学院総合政策研究科博士後期課程。東京国際アニメフェア実行委員、坂本龍馬財団理事。元ジャニーズJr.という異色の経歴を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リキヨシオ

11
海外では日本のアニメ、マンガが大人気で、心やサスペンスを描かれる。勧善懲悪、ハッピーエンドを描く海外アニメにはない魅力が日本のアニメにある。アニメビジネスは、放送局がアニメ制作に支払う放映権料はアニメ製作費を下回っているケースが多い。コンテンツ自身でない部分に収益を求める必要があり、キャラクター商品などの二次利用の使用料が重要で、売上の50%強は版権ビジネスで成り立つ。しかしアメリカで人気の日本のアニメは儲かっていないのが現状で、日本のアニメビジネスの特有さと優秀なプロデューサーが不足が問題となっている。2015/01/07

hiyu

8
日本のアニメや漫画は、人気はあれども、海外向けビジネスとなると別問題のようだ。その問題を指摘し、そしてその解決策について触れた内容。どうも商習慣に対する価値観の違いもある様子。こういう世界には非常に疎いので参考になると同時に、アニメ等に限らず海外と渡り合っている方たちを尊敬するばかり。2017/08/05

たろいも

6
確かに日本の漫画は作者が強く、海外の漫画家はそこまで強調されない。マーブルの作者なんか知らないけどナルトとかワンピースの作者は知ってる。んでどうだってことはあまり気にならないけど2016/04/17

GEO(ジオ)

6
漫画の翻訳サイトをやっとる人達に合法的に漫画を翻訳できるようにするビジネスを興している方がいるという話が面白かった。2013/05/16

切干大根

6
コンテンツビジネス(アニメ、漫画、ゲーム等)に興味のあるひと、ないひとに関わらず、「クールジャパン」の現状を知るには良い本だと思います。ある程度知識のあるひとには、物足りなさがあると思います。全章に渡って事例などを盛り込んで紹介をされている部分は興味深い点が多い一方、著者の意見や提言は(勿論、事例のセレクトにそれが現れているとは言え)、あまり見受けられない点も残念なところですが、気付きと可能性を訴える点で私は面白く読ませて頂きました。2013/04/23

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