ディスカヴァー携書<br> なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか―ルールメーキング論入門 (増補改訂版)

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ディスカヴァー携書
なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか―ルールメーキング論入門 (増補改訂版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784799312995
  • NDC分類 335.5
  • Cコード C0234

内容説明

スキージャンプ、F1、柔道などの「国際スポーツ」で…、また、半導体、自動車、大型二輪車などの「国際ビジネス」で…、日本が勝つとルールを変えられるのはなぜ?日本人と欧米人とのルールに対する考え方の違いとその理由を解き明かし、日本人がルール作りに参画するにあたって持つべきプリンシプルと、失ってはいけない美徳を語る。スポーツ、ビジネス、政府関係者など、さまざまな分野のプロフェッショナルから反響を呼び、「国際感覚が磨かれる」「日本的な考え方の良し悪しが分かる」と多数の読者からご好評をいただいた『ずるい!?なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか』(2009年12月刊行)に大幅加筆した増補改訂版。

目次

第1章 なぜ私たちはルール変更を「ずるい」と思うのか?(欧米列強はずるい!?;私たちはなぜ「ずるい!」と感じるのか?;本章のまとめ 日本人が“ルールの利用”を好まない3つの理由)
第2章 実際に「ずるい」を味わってみる(スポーツでの「ずるい」を味わってみる;ビジネスでの「ずるい」を味わってみる;本章のまとめ ルールを理解するための3つの視点)
第3章 ルールを変えれば本当に勝てるのか?(ルール変更の“その後”を検証する―スポーツ編;ルール変更の“その後”を検証する―国際ビジネス編;本章のまとめ ルール変更の結果についての3つの結論)
第4章 ルールがあってこそ成長する(ルールこそ成長の糧である;パラダイムの変化;本章のまとめ ルールは成長の糧になる)
第5章 ルール作りのプリンシプル(ルール作りはお上だけの仕事ではない;ルール作り参画のプリンシプル;ルール作り参画の2つのキーワード;本章のまとめ 製品を作るようにルールを作る)

著者等紹介

青木高夫[アオキタカオ]
本田技研工業(株)勤務。HONDAでは、渉外業務において税制・通商など国内外の自動車産業に関わるルール作りに参画。海外営業時代は、豪州・英国に駐在し大洋州・中近東・北中欧での販社開発・企業合併を多国籍部門のマネジメントを通じて行う。この間、海外でのレース活動にも関与した。専修大学(大学院)にて、そうした経験を基礎として主に産業政策論を講じている。また、業務や講義に関連する欧米のビジネス書を発掘・翻訳。1956年、東京都出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kochanosuke

23
増補改訂版が出されるのも納得。ビジネスパーソンの著書らしい明快な構成。国際人であり教養人であることを窺わせ、抜群に読みやすい文章。「ルールを守ること」に美学を感じて、「作ること」には関心を示してこなかった日本人に「ルール作りに参画すること」を勧め、その際ルールとプリンシプルを混同しないことを説く内容。三拍子揃った名著と言えるのでは? 著者の結論はシンプルかつ美しい!2013/08/31

sidebell(=^□-□^)ノシ←横鈴

16
面白い 一気読みです 柔道 スキージャンプ 自動車関税などのルール変更について、豊富な実例をあげて 日本の勘違いを指摘してる ルール変更は欧米では当たり前で、日本のルールを守るという美学は決してスタンダードではないことが理解できる2013/05/15

くりりんワイン漬け

7
私はルールを変えるのを当たり前だと思いこれまで仕事をしてきたが、日本人の視点は全くちがうことを今更ではあるが理解できた。ルールを変える気概を持つためにはプリンシプルという漠とした話ではなく、他人にたいして自分の考えを主張する意思をしっかりともつこと。居酒屋で主張できるのであれば業務時間にしっかりとできるはず。Evidenceがそろってないからとかいって、発言しない人は今後のビジネスでは必要ない人材である。誰もEvidenceの保証なんてできないのだから。2017/09/23

クラッシックラガー

7
欧米人と日本人の考え方の違いがよーく解る。宗教以上に違。200ページでこれを解らせる簡潔な構成と、著者の奥ゆかしい表現good。日本人でよかったと再認識できる。こんな上司に、こんな企業人になりたいと思う。2014/05/09

hatagi59

7
日本人がルール作りが下手な点とルールとプリンシプルを混同しやすい為に、欧米人をずるいと感じる、というのは成る程ね。 欧米人の考えるルールというのは利害関係者間の決め事であり闘いの一部。原則守るが、闘いを有利に運ぶべるのであれば柔軟に変更する。 日本人はお上が決めるのがルールで遵守するが、変更するのは自分達ではないと思っている。 プリンシプルは自分の行動に関する原則、自分の流儀。 考え方の近い人や組織の中で自然にできていくもので当事者だけに適用されるという自立的な要素が強く、第三者が従うべきかどうかは別物。2013/12/02

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