ディスカヴァー携書<br> リフレはヤバい

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ディスカヴァー携書
リフレはヤバい

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  • サイズ 新書判/ページ数 266p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784799312933
  • NDC分類 338.3
  • Cコード C0233

内容説明

リフレとは、インフレをわざと起こすことである。デフレ脱却のためにリフレ政策をとることを公約に掲げて、安倍自民党が総選挙を圧勝したことから、一躍、一般にも有名になった。しかし、これは最悪だ。日本経済が崩壊する可能性があるからだ。善意で主張した政策が、誤った政策だからだ。しかも、それが国民に受けている。本書では、リフレ政策においては、どのようなことを行い、それがどういう帰結をもたらすのかについて、解説する。日本経済がどうなってしまうのかについて、そのプロセスを丁寧に追っていく。さらに、今後の日本と日本企業がとるべき道を示す。

目次

第0章 リフレ政策とは何か?
第1章 そのとき、日本経済に何が起こるか?
第2章 円安はどのようにして起きるのか?
第3章 円安で日本は滅ぶ―円安で金融市場と日本経済は?
第4章 リフレ派の二つの誤り その1・インフレは望ましくない
第5章 リフレ派の二つの誤り その2・やはりインフレは起きない
第6章 それでもリフレを主張するリフレ派の謎―なぜ、かれらはインフレが好きなのか?
第7章 リフレ派の理論的な誤り
第8章 円安戦略はもう古い

著者等紹介

小幡績[オバタセキ]
1967年生まれ。1992年東京大学経済学部卒、大蔵省(現財務省)入省、1999年退職。2000年IMFサマーインターン。2001~3年一橋大学経済研究所専任講師。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。03年より、慶應義塾大学大学院経営管理研究学科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)運用委員。行動派経済学者として知られ、TV、雑誌等のメディアのほか、自身のブログ等でも積極的に発言(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

87
「カネを刷れば後はなんとかなるやろ!理論」VS「そんなにカネを刷って後始末はどないすんねん?理論」。供給側の論理か、需要側の論理かとも言いかえられる。著者は後者の立場のひと。その方が自然な流れっぽくて、正味の社会的コストはかからなさそうな気がします。2015/05/03

ito

45
アベノミクス批判の本。最近、円安による原材料やエネルギーの高騰で食料品の値上げが目立つようになってきた。所得が増加しないのに物価上昇が先行し、成長するのかという問題意識にこたえてくれたと思う。需要の大切さは理解できるが、解決策が経済政策とは違うような気がする。成長するためには、結局、規制緩和しかないのかと思うと少し残念。2014/01/22

メタボン

14
☆☆ 日本銀行に肩入れする数少ない理論派といったところか。その割に説得力に乏しい気がする。ただし円安一本槍という風潮は是としない点で、傾聴に値する部分も多い。もてはやされているアベノミクスが国債暴落のシナリオ開始の鐘を鳴らさないことを切に願う。2013/08/25

仲本テンカ

8
「リフレは(貧乏人には)ヤバイ」というのが、今んところの私の意見です。なので、著者の考え方はそれなりに理解する事ができました。けれども、著者。なんだかちょっと観念論がかっていて、私はちょっと引いてしまいました。これでは、アンチ・反リフレ派が増えて、かえって逆効果になるような気がしました。せめて、何かに一点突破していればおもしろかったのに…。2013/04/24

読書初心者

7
リフレとはインフレを促進させることである。2016/01/12

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