内容説明
日中間では、ビジネス、文化交流を問わず、さまざまな局面で摩擦や衝突がよく起きる。なぜだろうか?お互いのことを「誤解」しているからだろうか?だとすると、それはどこから生まれたのだろうか?加藤嘉一、26歳。北京大学に単身留学し、8年にわたって新聞・雑誌コラム、ブログを通じて、中国の人々への発信を続けてきた。今や、「中国で最も有名な日本人」と呼ばれるようになり、真の「日中関係の架け橋」としての活躍に大きな期待が寄せられている。そんな彼が、自分の目で見て感じた中国の「今」とは、いったいどんなものだったのか?―本書は、中国で出版され、若者を中心に大きな話題を呼んだ彼の代表作に大幅な加筆修正を施し、日本語版として刊行するものである。日本凱旋デビュー作となる本書は、切れ味鋭い、洞察力にあふれた日中社会比較エッセイであるのと同時に、「結局、中国人は、心の中では何を考えているのか?」を知りたい人にとっても、すぐれた示唆に富む書となっている。
目次
第1部 ぼくが見た中国人(中国人は、なぜ感情をあらわにするのか;中国人女性は、なぜそんなに気が強いのか;中国の「八〇後」は、30歳にして自立できるか;中国人は、なぜ値切ることが好きなのか;中国人は、なぜ信号を無視するのか;中国の大学生、特にエリートは真の愛国者なのか)
第2部 ぼくが見た中国社会(中国は、なぜ日本に歴史を反省させようとするのか;中国は、実はとっても自由な国だった!?;中国は、すでに安定した経済大国なのか;中国社会は、計画が変更に追いつかない!?;中国では、「政治家」と「官僚」は同義語!?;中国の「ネット社会」は成熟しているのか;日中関係は、なぜマネジメントが難しいのか)
中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか
著者等紹介
加藤嘉一[カトウヨシカズ]
1984年静岡県生まれ。2003年高校卒業後、国費留学生として北京大学に留学。同大学国際関係学院大学院修士課程修了。英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト、北京大学研究員、中国中央電子台(CCTV)、香港フェニックステレビでコメンテーターを務める。年間300以上の取材を受け、200本以上のコラムを書く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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