内容説明
私たちはいかにして当事者になるのか?言葉とカテゴリーのダイナミズムに迫る社会学、誕生。
目次
第1部 宣言主体としての障害者(自覚から発信へ―「触常者宣言」の深化と拡大;障害者スポーツの中の未来―障害者スポーツ選手のアスリート宣言 ほか)
第2部 「ノーマル」をゆるがす(宣言者自身によるアブノーマライゼーション宣言の解説―変異体の構想と異人の構想を中心にして;20世紀最後のマイノリティ宣言としてのユニークフェイス ほか)
第3部 当事者宣言の理論に向けて(言葉を用いた革命の試み;認知症の人による“当事者宣言”は何に対抗し誰を包摂するのか?―分断への抗いと認知症カテゴリーの行方 ほか)
結び(“当事者宣言”という活動―社会学の未来を照らす人々の実践)
資料編
付編(パンデミックの時代によせて)
著者等紹介
樫田美雄[カシダヨシオ]
神戸市看護大学看護学部准教授、博士(社会科学)。『新社会学研究』および『現象と秩序』編集同人。略歴:東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士前期課程修了、筑波大学大学院博士課程社会科学研究科社会学専攻中退。専攻:福祉と医療の社会学・高等教育論・エスノメソドロジー
小川伸彦[オガワノブヒコ]
奈良女子大学文学部教授。略歴:京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専攻:社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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宣言主体としての障害者: 自覚から発信へ―「触常者宣言」の深化と拡大 障害者スポーツの中の未来 障害ソーシャルワークの視点から見た障害者運動の主張 「ノーマル」をゆるがす: 宣言者自身によるアブノーマライゼーション宣言の解説 20 世紀最後のマイノリティ宣言としてのユニークフェイス 日本のゲイ・スタディーズによる「当事者」受容 当事者宣言の理論に向けて: 言葉を用いた革命の試み 認知症の人による〈当事者宣言〉は何に対抗し誰を包摂するのか? 当事者の社会学へ向けて 〈当事者宣言〉という活動2021/08/11