内容説明
本書は、1学期あるいは2学期用のコンパイラコースの教科書として意図されている。本書を通じて学生は、コンパイラの様々な構成要素の背後にある理論、理論を実践へと結び付けるためのプログラミング技法、そしてコンパイラをモジュール化するためのインタフェースを学ぶことができる。インタフェースとプログラミング例を明確にかつ具体的にするために、それらをMLプログラミング言語で記述した。
目次
第1部 コンパイラ基礎編(はじめに;字句解析;構文解析;抽象構文;意味解析;駆動レコード;中間コードへの変換;基本ブロックとトレース;命令選択;生存解析;レジタス割付け;コンパイラ製作)
第2部 コンパイラ発展編(ごみ集め;オブジェクト指向言語;関数型プログラミング言語;多相型;データフロー解析;ループ最適化;静的単一代入形式;パイプライニングとスケジューリング;メモリ階層;Tiger言語リファレンスマニュアル
著者等紹介
エイペル,アンドリュー・W.[エイペル,アンドリューW.][Appel,Andrew W.]
プリンストン大学計算機科学科教授。コンピュータセキュリティ、プログラミング言語とコンパイラ、自動定理証明、そして技術政策に興味をもつ。プリンストン大学物理学科卒業、カーネギーメロン大学大学院計算機科学科博士課程修了、PhD。ACMのフェローであり、ACM Transactions on Programming Languages and Systems編集長
神林靖[カンバヤシヤスシ]
日本工業大学工学部情報工学科准教授。計算理論とプログラミング言語理論、そして数理政治学に興味をもつ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業、ワシントン大学大学院計算機科学科修士課程修了、トレド大学大学院電気工学計算機科学科博士課程修了、PhD。ACM、IEEE、Tau Beta Pi、情報処理学会、電子情報通信学会、日本フルート協会等会員。慶應義塾大学、早稲田大学、法政大学非常勤講師。情報処理技術者試験委員
滝本宗宏[タキモトムネヒロ]
東京理科大学理工学部情報科学科専任講師。プログラミング言語の設計と実装に興味をもつ。慶應義塾大学理工学部計測工学科卒業。同大学院理工学研究科計算機科学専攻前期博士課程修了、後期博士課程単位取得退学、博士(工学)。日本ソフトウェア科学会編集委員、ACM、IEEE、情報処理学会各会員。カリフォルニア大学アーバイン校客員研究員、慶應義塾大学、電気通信大学、東京大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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