ネットが味方になるＷｅｂマーケティングの授業

イケダ ハヤト/中川 淳一郎/出口 治明/伊藤 新之介【著】

秀和システム（2014/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 231p／高さ 19cm
• 商品コード 9784798041032
• NDC分類 675
• Cコード C0034

内容説明

昨今の新商品は、ツイッターや「２ちゃんねる」で話題になれば、「ＮＡＶＥＲまとめ」や「２ちゃんねるまとめ」に取り上げられます。すると、一般のメディアが取り上げ、運良く「ヤフー・トピックス」に載ると、何百万円・何千万円もする広告よりも良い結果をもたらします。こうした、頭さえ使えばタダでＰＲできるスキルは、Ｗｅｂ担当者やマーケターに限らず、ビジネスマン全般にも必要です。本書は、そんなスキルの実践者であるブロガー、マーケター、経営者との対談から、その極意を盗み取ろうという遊び心から生まれました。

目次

第１章　時に炎上しながら毎日のんびりやってます（先行者優位は続かない？；先行と後続のサイクルから「意見」へ抜ける；読まれる企業ブログの運営に必要なのは、まず編集長　ほか）
第２章　ネットでユーザーが食いつくＰＲの方法―ネット民が欲しい情報と企業が伝えたい情報は全然違う（ネットでウケるネタとは？；２ちゃん民に刺さるかどうか；２ちゃんねるの独特の「自虐」文化は奉仕の精神にも溢れている　ほか）
第３章　突き抜けたプロモーションは経営トップの判断から（ウェブの使い方がうまいライフネット生命；手弁当で講演を続けた創業期；安さだけでは伝わらない　ほか）

著者等紹介

イケダハヤト［イケダハヤト］
プロブロガー。１９８６年神奈川県生まれ。早稲田大学卒業後、ルネサステクノロジに入社。ソーシャルメディアの活用を担当したのち、トライバルメディアハウスを経て独立。ブログ『イケハヤ書店』の運営や執筆、ＮＰＯマーケティングの支援などを行う。『ＢＩＧＩＳＳＵＥＯＮＬＩＮＥ（ビッグイシュー・オンライン）』の編集なども行う

中川淳一郎［ナカガワジュンイチロウ］
ネットニュース編集者。ＰＲプランナー。１９７３年生まれ。東京都立川市出身。１９９７年、一橋大学商学部卒業。同年、博報堂入社でＣＣ（コーポレートコミュニケーション）局配属。企業のＰＲ業務の手伝いをした後、２００１年退職し無職に。その後ライターや編集者をしていたところ、ネットニュースを専門に編集するように。現在編集のほか、ＰＲの手伝いもする

出口治明［デグチハルアキ］
ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長兼ＣＥＯ。１９４８年三重県生まれ。京都大学を卒業後、１９７２年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。２００６年に準備会社を設立し代表取締役社長に就任、２００８年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社に商号変更。２０１３年６月より現職

伊藤新之介［イトウシンノスケ］
株式会社ビットギャザー代表取締役。１９８８年奈良県生まれ。同志社大学生命医科学部中退。２０１３年４月にＷｅｂサービス開発を行う株式会社ビットギャザーを設立。多くのＷｅｂサービスを立ち上げ、２０１４年９月にはＧｏｏｇｌｅ　ｆｏｒ　Ｅｎｔｒｅｐｒｅｎｅｕｒｓ　Ｗｅｅｋ　Ｔｏｋｙｏ　２０１３にてＧｏｏｇｌｅ賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[大門寺豪徳]

初めてネットやらwebやらの本を読んだ気がする。インタビュー形式で読みやすかった。内容としては専門的な技術というより、そこに関わる人達の姿勢や特長、どんなコンテンツが面白いか等々。ブログやwebサイトを作成してみたいという気持ちが湧いてきた。今更感も無くはないが自分の興味をもてることは大切にしたいと思う。出口治明さんのインタビューで「ダイバーシティ」という言葉の意味を初めて知った。今何が起こっているのか、これから何が起ころうとしているのか、世の中を注意してみようと思う。

2016/01/24

[miyatatsu]

正直今読んでも得ることは少ないように思えます。書かれていることは現代にとって常識中の常識であり、時代の流れは本当に速いなと実感しました。

2018/05/22

[あまね]

図書館本。図書館の検索でイケダハヤトさんで引っかかって予約したのだと思われる。手に取ったときも『なんで、この本を予約した？？？』だったけど、横文字で理解できない単語が多くて自分のネットの知識のなさを痛感です。知ってはいましたが、なんか意味もなくガックリ。けれど、最後のライフネット生命の出口さんのインタビューは読んで良かったです。出口さんの他のご著書も読んでみたくなりました。

2016/03/05

[flat]

インタビュー形式なので読みやすい。 ネットライフ生命の出口さんの実施した企画の中で30代の感性だから分かるのであって、60代の自分にはさっぱり理解できなかったが成功してから、承認した後は任せる事にしたといったような内容があって、この辺は確かにwebに限らずマネジメントの肝の部分だよなぁと思った。まさに決断と責任を取るというマネジメントを遂行したんだ。意外とweb戦略が上手くいかない背景というのは自分が理解できない企画に承認を出せない真面目なマネジメント層に原因があるのかもしれないと思った。

2016/10/10

[ひらぱー]

☆☆企業としてどう取り組むかを考えるより、この専門家にまかせた方がいいことがよく分かった。Push型はコストがかかるが固い。でもこれからはいかにPull型を引き込むか。口コミ、Buzzを生み出すべし。

2018/02/08