内容説明
我々の常識をはるかに超えた驚くべき理論のエッセンス!宇宙を形づくる物質の正体とは。
目次
第1章 シュレディンガーの猫(量子論の確率解釈)(量子とはなにか;シュレディンガーの登場;量子論の歴史 ほか)
第2章 ボームの量子ポテンシャル(異端の量子論)(2スリット実験(波動の場合と粒子の場合)
2スリット実験(量子の場合)
量子論でとらえた原子の姿 ほか)
第3章 ファインマンのくりこみ(無限大の困難)(くりこみの例(数学から)
くりこみ理論を考えた物理学者たち
ファインマン図入門 ほか)
付録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウヘイ
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ファインマン図の見方がわかった。ボームについて興味を持った。2016/12/14
中性子星
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数式が全くないけど、観測と波動関数の収束の解釈(実証派と実在派)と、くりこみについて説明するチャレンジングな本。多分量子力学の事を結構知ってないと、全然ついていけないと思う。大学でやった量子力学が実証派だったから、量子は粒子と波動の性質を合わせ持つ事が正しいと思ってたが、それも一つの考え方に過ぎないんですね。あと、シュレディンガー方程式を粒子部分と波動部分に変数分離して考える量子場の解釈、これ一番しっくりくる解釈なんじゃないか?教養の教科書、これに基づいて書き直した方が良い気がする。2016/06/11
alvein
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量子論を軽く俯瞰するのには便利な本。事象よりも人物ベースで書かれている点も好感触。この手の本にありがちなキャラトーク部分はやはり蛇足感を感じる。2014/07/02